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とある3年4組の卑怯者
124 集団暴行(リンチ)
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スの熊谷達があなたのクラスの堀さんをリンチしてるの!」
「ええ!?その場所は!?」
「向こうの空き地よ!」
「分かったわ!」
 西原は言われた空き地へと向かった。

 みどりは助けを求めて走り続ける。
(藤木さん、どうか堀さんを助けてください・・・!)
 学校が違うにも関わらず、みどりは藤木に助けを求めていた。

 リリィはまる子、たまえと共に駄菓子屋が期間限定の菓子を販売するというのでそれを買いに行っていた。中に栗のあんこが入っているという熱々の饅頭を食べた。
「お饅頭、すごい美味しかったねえ〜」
「うん、栗のあんこなんて初めてだよ」
「私もお饅頭久々に食べたから美味しかったわ。ママやパパにも食べさせてあげたいわ」
 三人は談笑しながら道を歩いていると誰かが駆けてくるのが見えた。
「あら、あの子は・・・?」
 リリィはその女子に見覚えがあった。前に好きな人が友達にとられたと思い、泣いていた女子だった。
「あれ、みどりちゃん!?」
 まる子がみどりを呼んだ。
「まるちゃん、あの子と知り合いなの?」
「うん、ウチのおじいちゃんの友達の孫だよ。時々ウチに遊びに来るんだ」
「ええ!?そうなの!?」
 リリィは世界の狭さに驚愕した。
「あ、まる子さん、たまえさんも!!あ、貴女は確かリリィさんでしたっけ!?」
「え!?リリィの事も知ってるの!?」
「前に一度会った事あるのよ・・・」
「リリィさんもまる子さんのお知り合いだったんですか!?」
「知り合いも何もリリィはあたし達と同じ学校のクラスだよ」
「そ、そうなんですか!?」
「ところでみどりちゃんはどうしたの?そんなに急いで」
 たまえが聞いた。
「実は堀さんが・・・、堀さんが酷い目に合わされているんです!」
「ええ!?」
「ホリさん?」
 リリィが聞いた。
「みどりちゃんの学校の友達だよ!」
「助けが欲しいんです!堀さんを学校で嫌っている人が堀さんを連れ去って、それで今どこにいるのか分からないんです!!お願いします!助けてください!!」
 みどりは半べそで請いた。
「え・・・」
「まるちゃん、たまちゃん、探してあげましょうよ!みどりちゃんもその友達も可愛そうよ!!」
「うん、分かったよ!」
「ありがとうございます!!」
 みどりは三人に感謝した。四人で堀の捜索を開始した。みどりは藤木に会えなかったが、他に手を差し伸べてくれる人がいて少し心を落ち着かせる事ができた。

 西原が辿り着いた空き地では無惨な状況だった。小倉や熊谷達が集団で堀に暴行していたのだ。これを止めるには一人では無勢すぎる。助けを呼びに再び駆け出した。
(堀さん、辛抱して、絶対に助けるからね・・・!!)
 西原は途中で通りかかった学校の知り合いにすれ違う度に空き
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