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とある3年4組の卑怯者
124 集団暴行(リンチ)
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 藤木はスケート場でジャンプやスピンをしながらみどりと堀を待っていた。
(よし、今日も調子がいいぞ!僕の技術のパワーアップを堀さんが見たら感心するだろうな・・・。あと片山さんによればさらなる演出が必用だったよな・・・。音楽に合わせた演技を表現する事か・・・。まるでオリンピックだな!)
 藤木はトリプルアクセルを決めた後、少し休憩する事にした。

 堀は榎像と新林によってある空き地に連れて行かれていた。
「いようし、榎像!俺はこいつを見張るから他の奴を呼んでくりぇい!」
「おおよ!!」
 榎像はその場を離れた。
「う、た、助けてー!」
 堀は叫んだが新林に「うるせえ!!」と殴られ、首を絞められた。
「あ、あ・・・」
「てんむぇえ、騒いだらぶっ殺すからな!」
 堀はどうする事もできなかった。

 みどりは助けを呼びに走る。途中で西原とすれ違った。
「あ、西原さん!!」
「吉川さん!?どうしたの?」
「大変です!堀さんが・・・、5組の榎像さんと新林さんに連れて行かれてました!!」
「え!?場所は!?」
「分かりません・・・」
「なら吉川さんはなるべく多くの人に助けを呼んで探してもらって!私も堀さんの場所を探しながら誰かに助けを求めるわ!!」
「はい!」
 みどりと西原はそれぞれを目的を果たしに別れた。

 榎像は小倉と熊谷を探していた。そして二人の姿を見つけると、声を掛けた。
「おーい!」
「ウエッ、榎像じゃねえか」
「堀を捕まえたぜ!」
「ウエッ!よっしゃ!」
「よし、堀便所め、ボコボコにするぞ!」
 小倉と熊谷は榎像に新林と堀がいる場所へと案内された。途中でその様子を1組の尾久里(おくざと)すみ子と池島香苗(いけじまかなえ)が目撃していた。
「あれ、小倉と熊谷・・・?」
「一体何してるのかしら?」
「ついて行ってみようか」
 二人はついて行った。5分ほど歩き、空き地に到着した。見るとその場には堀が新林に抑えつけられていた。二人は見てはいけないものを見てしまった気分だった。
「よお、堀便所」
「な、何よ、堀便所って・・・!」
「ウエッ、黙れ、クソ女!」
 小倉が堀の腹を蹴った。
「堀便所らしくションベンまみれにしてやるよ!」
「いや、嫌!やめて!!」
「黙りぇ、くぉらっ!!」
 堀は新林に両頬を捕まれた。そして塀に突き付けられた。あまりにも痛々しい光景に尾久里と池島は顔を手で覆った。
「ど、どうしよう!」
「香苗ちゃん、誰か助けを呼ばないと!」
「麹江君なら止めてくれるかもしれない。呼びに行こう!!」
 二人は急いで助けを呼びに行った。その途中、西原と遭遇した。
「あ、4組の西原さん!」
「あなた達は1組の尾久里さんと池島さん。どうしたの!?」
「大変よ!ウチのクラ
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