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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第九十五話
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アストラル・サイド

「やぁ、円香。気分はどう?」

「……………」

虚無…ではないな…

うーん…まぁ、何て言うか…精神空間に、俺と円香が浮かんでいる。

「気分はどう?」

と問えば、明確な言葉ではないが、『不快ではない』といったイメージが帰って来た。

「それは良かった」

自分を指差し…

「俺は織斑一夏。君の兄だ」

「……」

「そして、君は円香。織斑円香。俺の妹だ」

するとイメージが帰ってくる。

ある程度の知識はあるようだ。

問題は、『言葉を知らない』事だ。

「君は、円香」

「ま…か…?」

「まどか」

「まど……か…?」

「そうそう」

「ま…どか…わ…た…の…な…」

「そう。君の名前だ」

「まどか…」

よし…じゃぁ次は…

「俺は一夏」

「いち…か…?」

「そう」

円香は俺を指差し…

「いちか…」

「そうそう」

と、まぁ、そんな風に円香に言葉を教え…

side out






ドアが開き、ヴィッサリオンが入室した。

「若はまだ起きないか…」

「ああ…」

入ってきたヴィッサリオンに答えたのは楯無だった。

「こうして見ると、若はやっぱりカワイイねぇ…」

この場に居るのは千冬、フィグネリア、ヴィッサリオン、楯無…大人だけだ。

「坊主を叩き起こすのはまずいのか?」

楯無の問には、千冬が答えた。

「通常のVRダイブならそれで良いだろう…
だが、今は精神を直結している。
干渉するのは愚策だ」

「すげぇなIS…」

「普通の…いや、ISでは無理だ。
今一夏がつけているリングが核となっている」

全員の目が、一夏の左手に嵌まったリングを…淡い光を放つリングに集まる。

「フォールド・リング。地球外生命体の体内でのみ精製されるフォールド・クォーツという鉱石を人工精製した物を組み込んだリング…だそうだ」

「「「「………………」」」」

「魔法があるんだ。地球外生命体が居てもおかしくはない」

「そ、そうだな。うん。若ならもう何でもありだ。
ワープやタイムトラベルもできそうだしな」

「できるらしいぞ」

即答する千冬に、ヴィッサリオンが凍りついた。

「もうなにも言いなさんなアンタ」

ピシリと固まったヴィッサリオンの肩を、フィグネリアが叩いた。

「おう」




「俺を人外扱いしてんじゃねーよ」

「「「!」」」

「起きたか一夏!」

「あぁ、おきたよ。円香もな」

一夏と円香が起き上がる。

すると円香がぎゅっと一夏に抱きついた。

「ん
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