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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第27話
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任せてレン達は”鉄機隊”の相手をするわよ、ステラお姉さん、フォルデお兄さん、セレーネ。」

「はい。」

「了解。」

「はい……!」

そしてレンはステラ達に呼びかけた後転移魔術を発動してステラ達と共に転移し

「クッ……―――撤退に専念しなさい、No.]Z!幾ら貴女でも、その4人を同時に相手するなんて貴女に勝ち目はほとんどありません―――いえ、全くありません!わたくし達も協力しますから、撤退に専念しなさい!エンネア、アイネス!No,]Zが撤退できるように――――」

リィン達の加勢の様子を見ていたデュバリィはシャーリィに忠告をした後エンネアやアイネスに指示をしかけたが

「うふふ、リィンお兄さん達の邪魔はさせないわよ?」

転移魔術を発動したレンがステラ達と共にデュバリィ達の前に現れた。



「なあっ!?」

「先程そちらが使った転移封じの結界の魔導具は味方の転移も封じると説明したにも関わらず、転移の手段を取ってくるとは……!」

「大方、説明の中にあった”ある条件”とやらを”殲滅天使”は満たしているのでしょうね。」

結界によって転移が封じられている中でレンが転移魔術を使った事にデュバリィとアイネスは驚き、エンネアは厳しい表情で推測を口にした。

「―――その通りです。貴女達の相手は私達がします―――”鉄機隊”。」

「そんじゃ、俺達もさっきの”続き”を再開しようぜ、”神速”。」

「”紅の戦鬼”の心配よりもまずは自分達の心配をする事ですね。」

「くっ、”星洸陣”を使おうにも、こうも分断されていては………!」

プリネとフォルデ、ステラが対峙したデュバリィはそれぞれの相手と対峙しているアイネスとエンネアの様子を見て唇を噛みしめ

「プリネ皇女殿下親衛隊長にして専属侍女長ツーヤ・A・ルクセンベール、参ります。」

「アルフヘイム子爵家当主にしてトールズ第U分校”Z組”副担任、セレーネ・L・アルフヘイム、我が姉ツーヤと共に貴女のお相手をさせて頂きます……!」

「フフ、本来ならばかの双子の竜姫姉妹が相手とは腕が鳴るな……と言いたい所だが、今のこの状況だと正直喜べないな。”鉄機隊”が隊士、”剛毅”のアイネス。この窮地、我が斧槍にて切り抜けさせてもらう……!」

ツーヤとセレーネが対峙したアイネスは口元に笑みを浮かべて斧槍(ハルバード)を構え

「ん〜?ねえ、レン。あの弓使いの女騎士ってな〜んか見覚えがあるんだけど、レンは知っている?」

「あら、エヴリーヌお姉様ったらもう忘れちゃったのかしら?”影の国”のパパとエクリアお姉さんの”試練”の途中で出てきてエヴリーヌお姉様自らが討ち取ったエヴリーヌお姉様の二つ名に似た二つ名を持つ”魔弓”のエンネアよ♪」


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