第27話
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!!」
「あははははっ!それが灰色の騎士のお兄さんの”本気”なんだ……!灰色の騎士のお兄さんが呼んだお姉さんといい、面白くなってきたじゃない……!で、その様子だとランディ兄もシャーリィを”狩る”つもりなの?」
リィンの宣言と自らの神剣を異空間から呼び寄せたアイドスの宣言に好戦的な笑みを浮かべたシャーリィはヘクトルから降りてリィン達に近づいてきたランディに視線を向けた。
「まあな……リィン同様俺も元”特務支援課”の一員としてロイド達の代わりに決着を付ける義務があるし、それに……俺は古巣と決別した事を他の連中に知らしめる必要もあるしな。ハァァァァァァ……ウォォォォォ――――!」
シャーリィの問いかけに対して静かな表情で答えたランディは紅き闘気を全身に纏うクラフト――――クリムゾンクライを発動して全身に紅き闘気を纏って普段使っている得物ではなくリィンが普段使っている太刀と同じ”匠王”ウィルフレド・ディオンの娘達が開発したランディ専用のブレードライフル――――メルカルトを構えた。
「――ま、そう言う訳だから身内に引導を渡す意味も込めて、俺も加勢させてもらうぜ、リィン、”剣帝”。」
「ランディ……ああ、よろしく頼む。」
「―――好きにしろ。」
ランディの言葉に対してリィンは頷き、レーヴェは静かな表情で答えた。
「教官、私達も加勢を――――」
「―――止めときな。」
一方その様子を見守っていたゼシカは[組のクラスメイト達と共にランディ達の加勢をしようとしたが、ランドロスがゼシカ達の先を遮るかのように片手を真横に広げた。
「どういうつもりだい、ランドロス教官?」
「ここからは”強者”と”強者”が殺し合う”戦場”の中でも”特上の戦場”だ。雛鳥達のお前達があの場に加わるのはまだ早い。―――勿論主任教官殿や戦闘ではなく主に頭脳を担当していた”紅い翼”を率いた才媛、そして”旧Z組”の連中でも、あの中に加わってあのメンツの足を引っ張らずに生き残る事が厳しい事は理解しているだろう?」
「そ、それは………」
「フン………そちらこそ、シュバルツァー教官達に加勢しなくていいのか?ランドロス教官にとっても”紅の戦鬼”は因縁がある相手ではないのか?」
レオノーラの問いかけに対して不敵な笑みを浮かべて答えたランドロスの指摘にトワは複雑そうな表情をし、ミハイル少佐は鼻を鳴らした後真剣な表情でランドロスに問いかけ
「クク、それについてはランディが俺達の分も纏めて引導を渡してくれるから、わざわざオレサマが出るまでもねぇさ。」
ミハイル少佐の問いかけに対してランドロスは口元に笑みを浮かべて答えた。
「うふふ、”紅の戦鬼”はリィンお兄さん達に
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