第27話
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”力”だ……離れていても、あの”太刀”から凄まじい”力”を感じる。」
「―――”神剣アイドス”。リィン教官の婚約者にして女神であるアイドス様自らが宿る”神剣”です。」
リィンが鞘から抜いた神剣アイドスを見て首を傾げたユウナの疑問に答えたクルトは神剣アイドスを見つめ、アルティナは解説し
「ええっ!?それじゃああの”太刀”にメサイア皇女様みたいに、教官の婚約者の一人が……―――って、今、”女神”って言わなかった!?」
「はい、正真正銘本物の”女神”があの”太刀”に宿っている為、まさに”神剣”と呼ぶべき武装です。”神剣”ですから当然威力も古代遺物クラスの武装ですらも比較できない程強力な為、リィン教官は生身で機甲兵や戦車等の”兵器”に挑む時を除けば”よほどの強敵”を相手にする時以外抜く事はありません。そしてあの剣を抜いたという事は恐らくアイドス様も―――――」
「力を貸してくれ―――アイドス!」
自分の解説に驚いているユウナにアルティナが補足の説明を仕掛けたその時、リィンはアイドスを召喚した!
「な、なんだぁ……!?」
「リィン教官の太刀から女性が………」
「綺麗な人………」
「な……あの女は……!おいおい……どうなってやがるんだ!?正義の大女神はエステルに宿っているはずだろう……!?」
アイドスの登場に分校の生徒達が驚いている中アイドスの容姿を見たアガットは一瞬絶句した後困惑の表情で声を上げ
「メサイア皇女様じゃない……という事はもしかして、あの人もリィン教官の婚約者の一人で、しかも女神様なの……!?」
「―――はい。”慈悲の大女神”アイドス様。争いを誰よりも嫌う性格をしている方ですが教官が契約している異種族達の中では間違いなく”最強”の使い手です。」
「さ、”最強”って……!」
「あの女性が兄上の話にあった”飛燕剣”の使い手か……」
分校の生徒達同様驚いているユウナの疑問にアルティナは静かな表情で答え、アルティナの答えを聞いたユウナが信じられない表情をしている中クルトは興味ありげな様子でアイドスを見つめた。
「我が祖国メンフィルが今もなお行い続けている”蛇狩り”を成功させる為……そして元”特務支援課”の一員として、”碧の大樹”では付けられなかった決着をロイド達の代わりに今ここで付けさせてもらう、”紅の戦鬼”シャーリィ・オルランド!」
「生者達の争いを愉しむ”狂人”の子よ………これ以上、貴女の”狂気”によって巻き込まれる生きとし生ける者達が出る事を防ぐ為に、そして貴女が今まで犯した”罪”を我が姉正義の大女神に代わって裁く為に私自らが剣を取ります。――星芒より出でよ、”真実の十字架”
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