第27話
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動きを警戒しながら厳しい表情で答え、シャーリィは不敵な笑みを浮かべてレーヴェを見つめた。
「大正解♪というか”実験”する場所をよりにもよって”ハーメル村”を選ぶなんて、ポンコツなのは1年半前から変わっていないわね、”神速”は♪」
「だ、誰がポンコツですって!?」
レンの言葉を聞いたデュバリィはレンを睨んだが
「逆に聞かせてもらうけど、大方貴女達の事だから”要請”の件も知っていて、その”要請”をも利用した”実験”を行ったのでしょうけど……”この場所”で”実験”を行えば、パパとシルヴァンお兄様の”要請”を受けたリィンお兄さんを補佐する人員としてレーヴェが来ないと、本気で思っていたのかしら?」
「グッ……!」
「何……!?」
「リ、リィンが受けている”要請”をも利用した”実験”って……」
「恐らく”騎神”が関わっているのでしょうね……」
「まさか”そこまで気づかれていた”なんてね……」
「さすがは”殲滅天使”―――――いや、”小さな参謀”といった所か……」
レンの指摘に反論できないデュバリィが唸り声を上げている中アガットは驚きの声を上げ、エリオットは困惑の表情で呟き、ステラは静かな表情で推測し、エンネアは厳しい表情で呟き、アイネスは重々しい様子を纏って呟いた。
「――――そう言う訳だ。多くの死者たちが静かに眠っていた”ハーメル”を騒がせたその愚かさ………かつて”ハーメル”を滅ぼした者達と同じ猟兵であるお前自身の”命”で償ってもらう――――血染め(ブラッディ)―――いや、”紅の戦鬼”シャーリィ・オルランド。」
「あはははは……っ!今回の”実験”は喰い足りない結果で終わると思っていたけど、まさかこんな”御馳走”が転がり込んでくるなんてねぇ!”剣帝”とも一度殺り合いたいと思っていた所なんだよね……!」
魔剣を突き付けたレーヴェに対して好戦的な笑みを浮かべたシャーリィも自身の得物を構えた。
「いや――――先程の”続き”も、再開させてもらうから、あんたの相手はレオンハルト准将だけじゃない――――”紅の戦鬼”シャーリィ・オルランド。」
「リ、リィン……!?」
「そなた、まさかあの”力”を……」
するとその時静かな表情で前に出て集中を始めたリィンの様子を見てある事を察したエリオットとラウラが驚きの声を上げたその時
「神気――――合一!!」
リィンは”鬼”の力を解放し、更に”神剣アイドス”を鞘から抜いた!
「あ、あれ……?あの”太刀”って、教官がいつも使っているのじゃないわよね……?」
「ああ……今まで教官が頑なに抜く事すらなかったもう一本の”太刀”だ。しかし……なんて
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