第27話
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薔薇”まで……!」
「い、一体いつの間にここに……」
「というかレン教官……まさかとは思いますが、ツーヤお姉様達の登場も予想をしていらしていたのですか……?」
レーヴェ達の登場にトワは驚き、ミハイル少佐は信じられない表情で声を上げ、リィンは困惑し、ある事を察していたセレーネは疲れた表情でレンに問いかけ
「クスクス、むしろ”ハーメル”が関係しているのに、レーヴェ達が来ない事を推測する方がおかしいわよ♪」
セレーネの問いかけに対してレンは小悪魔な笑みを浮かべて答えた。
「”剣帝”レオンハルト……兄上の話にあったプリネ皇女殿下の親衛隊副長にして元結社の最高峰の剣士……」
「ええっ!?それじゃあ、あの銀髪の剣士の人も元結社の人だったの!?」
「はい。しかも戦闘能力は結社でも分校長や”劫焔”に次ぐトップクラスの使い手だったそうです。」
「………っ!あの野郎はまさか………!?」
一方リィン達同様レーヴェ達の登場に驚いて呆けた様子でレーヴェを見つめて呟いたクルトの言葉を聞いて驚いたユウナの疑問にアルティナは答え、レーヴェの顔を見て何かに気づいたアッシュは左目を抑えてレーヴェを睨みつけた。
「クッ……No.Uどころか”姫君の中の姫君”に”蒼黒の薔薇”、それに”魔弓将”まで……!現れたタイミングとわたくし達の転移の魔導具の発動がしなかった事を考えると、まさか貴女方が何かしたのですか!?」
「―――その通りです。”転移封じの結界”。メンフィルがウィル様達――――ユイドラの”工匠”達と協力して開発した魔導具です。」
「”転移封じの結界”とはその名の通り、魔術、魔導具に限らず”転移”に関わる類のものは全て封じる魔導具です。効果範囲が限られている事やある条件がなければ、味方も転移できない等欠点が残されている”試作品”ではありますが……」
「いざとなったら”転移”で逃げるお前達のウザイ行動を封じられるんだから、いつも”転移”に頼っているお前達にとっては嫌な道具でしょう?キャハッ♪」
唇を噛みしめて声を上げたデュバリィの問いかけに対してプリネとツーヤは静かな表情で答え、エヴリーヌは凶悪な笑みを浮かべてデュバリィ達を見つめた。
「なあっ!?」
「”ウィル”……”工匠”……”ユイドラ”……―――なるほど。かの”匠王”が私達が持つ転移の魔導具を封じているこの状況に関わっていたようね……」
「そのよう魔導具を持ち出し、しかも普段はバリアハートや異世界の本国にいる貴女達がわざわざこの場に現れた理由は……この状況を考えれば、愚問か。」
「シャーリィ達を”狩る”つもりなんだ?」
プリネ達の話を聞いたデュバリィは驚き、エンネアとアイネスはプリネ達の
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