第27話
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―なんでここにいやがる!?そ、それにアンタは……」
ゼノとレオニダスに声をかけられたランディは厳しい表情で声を上げた後困惑の表情で中年の男を見つめた。
「ハハ、まさかここに関係者一同が集まるとはな。嬢ちゃんも久しぶりだ。相手できなくて悪かったな?」
「ま、”実験”は終了したから別にいいけどね。それにしても、あはは!”本当に生きてたなんて”……!”空の覇者”に討ち取られたのはこの目でちゃんと見たのにさ………!」
「”空の覇者”――――ファーミシルス大将軍閣下ですか……」
「あの大将軍閣下を相手にして生き延びるとか、どんな化物―――いや、”一度討ち取られた”から、大将軍閣下との戦闘で敗北した後大将軍閣下は死んだと判断して去った後に奇蹟的に生き延びていたのか……?」
「うふふ、ファーミシルスお姉さんに限って止めを刺さずに去るなんて事はしないはずよ。―――ましてや、自らが”強者”と認めた相手は特に、ね。」
「っ………」
「ま、まさか………」
「4年前に亡くなったというフィーの育ての親―――」
「”西風の旅団”の団長か!?」
男とシャーリィの会話を聞いてある事に気づいたステラは考え込み、フォルデの疑問にレンは意味ありげな笑みを浮かべて答え、フィーは辛そうな表情で顔を俯かせ、男の正体を察したエリオットとラウラは信じられない表情をし、リィンは男の正体を口にした。
「フフ………西風の旅団長、ルトガーだ。改めてよろしくな、新旧Z組と特務部隊。それにフィー、ずいぶんと久しぶりだぜ。」
中年の男――――フィーの育ての親にして”西風の旅団”の団長である”猟兵王”ルトガー・クラウゼルは懐かしそうな表情でフィーに声をかけた。
「ど、どうして……だって団長はあの時に……お墓だって作った……!ゼノ、レオ、どういう事……!?」
「いや〜、別にお前を騙しとったんとちゃうで?これには色々と込み入った事情があってなぁ。」
「結果的に、お前を置いて消えた理由の一つでもある。”真の雇い主”の要請で今は亡きカイエン公と貴族連合に協力していたことも含めて。」
「なっ………」
「あの内戦で、西風の旅団が貴族勢力以外に雇われていた……?」
「うふふ、中々興味深い話ね。」
「……………………」
ゼノとレオニダスが語った驚愕の事実にラウラは絶句し、エリオットは困惑の表情をし、レンは小悪魔な笑みを浮かべてルトガー達を見つめ、フィーは呆けていた。
「ま、背はそんなに伸びなかったが大きくなったモンだぜ。遊撃士もヤクザな商売だが猟兵稼業よりは百倍マシだろう。”紫電”のお嬢ちゃんにはいつか礼を言っとかないとな。」
「……団長……………本当に団長なんだ。どうして―――一
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