第27話
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〜ハーメル廃道〜
「やったあああっ!」
「機能停止―――奇妙な力の流れも完全になくなったみたいです。」
「……へっ………」
「やりやがったか……!」
「ふふ……見事だ。」
「まずはこれで”1体”、ですね。」
「問題はあんな代物を結社がいくつ持っているかだが……今は、そんな事を気にしていても仕方ないな。」
「ふふっ、そうですわね。」
「ん……連携も良かった。」
「新Z組……いいクラスみたいだね。」
ヴァリマール達の勝利にユウナ達はそれぞれ喜んだり嬉しそうな様子でヴァリマール達を見つめた。
「な、なんですの、その力は!?」
「ふむ……”実験”は終了か。」
「まあ、最初にしては上出来と言うべきかしら?」
「ふふっ、そうだね。いいタイミングみたいだし。」
一方ヴァリマール達との戦いを見守っていたデュバリィは驚き、冷静な様子で呟いたアイネスとエンネアの言葉にシャーリィが頷いてある方向へと視線を向けたその時
「―――そこまでだぜシャーリィ!」
ランディが操縦するヘクトルがヴァリマール達の背後から現れた!
「あ……ランディ先輩!」
「来てくれたのか……」
ランディの登場にユウナは喜び、リィンは苦笑していた。
「ああ、他の連中もこちらに駆けつけている。”おいた”は終わりだ―――全員、覚悟してもらおうか!?」
「くっ、生意気な……」
「ふふっ……ちょっと喰い足りなかったけどまたのお楽しみかな。今度はちゃんと殺り合ってくれるよね――――”猟兵王”?」
ランディの警告にデュバリィが唇を噛みしめている中苦笑したシャーリィはある方向へと視線を向けて不敵な笑みを浮かべてリィン達にとって驚愕の人物の二つ名を口にした。
「……え………」
「なに……!?」
「へえ?」
シャーリィが叫んだある人物の二つ名を聞いたフィーが呆け、ランディが驚き、レンが興味ありげな表情をしたその時
「―――なんだ、気づいてやがったか。」
なんとシャーリィが視線を向けた方向にいつの間にかゼノとレオニダス、そしてリィン達が昨日の人形兵器の探索・撃破の最中に出会った謎の中年の男がいた!
「………………」
「チッ、いつの間に……!」
「あ、あのオジサン……!」
「やはり貴方も今回の件に何らかの関係があったのですか……」
「あのマークは……」
「……なるほど。そちらの所属でしたか。」
中年の男の登場にフィーが呆けている中アガット達は様々な反応を見せた。
「久しぶりやなぁ。黒兎、それに”闘神の息子”。」
「そちらは6年ぶりくらいか。」
「”西風の旅団”――
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