第33話 ヴァレリア湖での休息
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らそこよ」
シェラザードさんが指さした方にはオリビエさんが床に倒れていた……ってオリビエさん!?
「オリビエさん、どうしたんですか?こんな顔を真っ赤にして」
「リ、リート君……逃げろ。シェラ君はヤバい……飲んでも飲んでも全くつぶれないんだ……」
そういえばロレントにいた時一回アイナさんとご飯を食べに行ったがアイナさんも凄い飲んでいたな……しかも全く変化しないのが驚きだった。
「ほら〜、そんな所で突っ立ってないでこっちにいらっしゃいよ〜」
「うわっ!?」
シェラザードさんに腕を引っ張られて体を密着させられた。
「お姉さんと一緒に飲みましょう?相手がいないとつまんないのよね〜」
「い、いや俺は未成年ですし……」
「ホント真面目ね〜。今くらいはいいじゃない?ほらほら、お姉さんがサービスしてあげるわよ?」
何を思ったのかシェラザードさんは俺の頭を捕まえて自分の胸元に引き寄せた。こ、この人酔ってるな!?
「シェ、シェラザードさん!?やめてください!恥ずかしいですよ!!」
「あら、いい反応するじゃない♪」
俺の反応が面白かったのかシェラザードさんは更に俺を抱き寄せてきた。正直柔らかくて嬉しい状況なんだけど、何故か涙目のフィーと怖い笑顔で大剣を振るうラウラ、青筋を浮かべた笑みをするレンが頭に浮かんだので抵抗するが逃げられない。
「ヨシュアにしても直に逃げちゃうしイジリがいが無いのよね〜。だからこういう初心な反応は新鮮だわ♪」
「ちょ、息できないです!?苦しいです!?」
「ほらほらー、お姉さんの酒が飲めないのかー♪」
「んぐっ!?」
更にはお酒の入ったグラスを口に当てられてしまい呼吸しようとして口をあけていたのでお酒を飲んでしまった。
「ふ、ふにゃあ……」
元々お酒には弱い俺はあっという間に夢の世界に旅立ってしまった。
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