二十五日目
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「あ、そう言えばさっきの奴ってなんて呼んでる?」
「チャランポ?」
「成る程成る程…」
「いや、これ地域で呼び方違う奴だろ。
あと…『モモカン』って呼んでる奴も居たな」
「あ、俺らの学校モモカンって言ってた。
ほかにも『ホンコン』とか『ももち』とか」
そう言えば九州には『ももち浜』なる恐ろしい名前の浜辺があるらしい。
泳いだら太腿蹴られたりして…
「ALOでも痛ぇのかな…」
「痛くはないけど痺れて歩けないってオチに一票」
「今度試そうぜ」
「やだよ。あぁでも、相談役が食らう側ならいいぞ」
「はぁ?やだよ」
「つかさっきの元はと言えば相談役のせいだろ」
「記憶にございません」
「政治家かよ…」
「しょうがねぇじゃん。ロッキード事件以降、日本の政治家の記憶力は後退する一方なんだから」
「話をそらすな」
「記憶にございません」
「ユイ、ログあるか?」
「はい、あります」
「ジーザス…!」
「じゃぁ相談役で試すのは無しにしよう」
「『じゃぁ』ってなんだよ不穏な匂いしかしねぇよ」
「今度相談役がユージーン将軍で試すっていうのは?」
「サラマンダーとガチの戦争になるから却下」
「勝算は?」
「三ヶ月前までならあったけど世界樹攻略戦で資金ほぼつかったし。
どこぞの誰かの彼女を助ける為にな」
「そ、ソレはお互い様だろう」
「確かにお前の突破力無しに行けたかっつーとNOだな」
「そら見ろ」
「うーん…あと蹴って良さそうなのは…」
「クラインはどうだ?」
「キリト、お前時々クラインの扱い雑だよな。
いい加減あいつ泣くぞ」
「……………」
「ん?どうした?」
「クラインの泣き顔かぁ…」
「あぁ…聞いたら不味い事?」
「…………たぶん」
「なら聞かんよ」
「相談役ってそう言うところ優しいよな…」
「止してくれよ気持ちわりぃ。
そう言うのは女子に言え、女子に」
「俺がそんな軟派に見えるか?」
「うん」
「え…それはショックだな…」
「事実モテてるじゃんお前」
「え、あ、えっと…うん」
「認めやがったなこのハーレム野郎。
爆発しろ」
足でキリトの太腿をつつく。
「あっ!痛い!痛いから!」
「うるせー!俺達モテない男の恨みを思い知れ!」
「八つ当たりかよ!?」
「リア充は…敵!」
「どこぞの強化人間か!?」
とキリトとじゃれあっていると…
ピロン! とキリトのPCから音が聞こえた。
「キリト」
「メール?」
キリトがモモカンを食らった足
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