第五十三話
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
らしい。
…………なんなんだよ。
「くそがぁ!!」
俺は軍刀を握り直すと、レ級に向かって突撃していった。チラリと確認すると、春雨達は俺達の横ぐらいを移動していた。せめて、アイツらだけでも。
俺はレ級の目の前までくると、左手で砲門を抜き、そのまま砲撃する。
ドォン!
レ級に着弾。煙が上がった。
俺は止まること無く、レ級に向かって斬りかかる。
ヒュォン、スッ。
すると、軍刀が止まった。
「…………オォ、悪クナカッタ。四十点!」
俺の軍刀を、レ級は親指と人差し指で挟んでいた。押しても引いても、動くことは無かった。
次の瞬間、全身に衝撃が走った。
どうやら、砲撃をもろに食らったらしい。
……こんなの、どうすれば良いんだよ。
…………春雨。
薄れ行く意識の中、俺は最後に春雨のことを思った。
夢を、見た。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ