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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第十七話:イライラは美容の敵。でもイライラを納めるのは難しいので、その他の美容の敵を排除する。
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ッチが激しい。
……何て言うのかな? 外装は立派なんだけど、内装がボロボロなんだ。これが流行なのか?

「朝も早かったし、皆を起こしちゃ悪いと思ったんだよ。昨日はイライラして皆に迷惑を掛けたから、気を遣ったんだよぉ」
ボロボロの店内から、辛うじて使えそうな椅子を運んできて、俺の座るテーブルに着くゼシカさん等。そして適当に食い物を注文……

「まぁそういう事なら別に良いけど……それよりも、今日はまたあの修道院へ行くわよ」
座った椅子の脚がガタ付いてるらしく、頻りに気にしながら俺の計画とは真逆の事を言い出したゼシカさん。ふざけんなよ、あんな大嘘付いた場所に再度行けるかっての!?

「嫌だよ。あそこ嫌いなんだ」
どうして行かなきゃならないのか?
きっと説明してくれるんだろうけど、絶対に拒絶の方向で丸め込もう。

「昨晩の事なんだけど、ウルフと別れて食事の為にこの店に入ったら、例の修道院の騎士が、この町の荒くれ者と賭けポーカーをしてたのよ。私もあの修道院が気に入らないから、その騎士に『宗教者が賭け事していいわけ?』って話しかけたら、荒くれ者がその騎士のポーカーがイカサマだって因縁付けて、それを宥めようとヤンガスが『賭け事には負けるときもある』って言ったら、私達まで奴の仲間だと思われて、大乱闘になったの」

「待て待て待て……色々ツッコみたい事がある。何で話しかけた途端にイカサマだと因縁付けられたんだよ? それから何でヤンガスは宥めようとしたんだよ!? そしてどうして仲間だと勘違いされてるんだよ!」

「し、知らないわよ……馬鹿の考える事なんて解る訳ないじゃない!」
「そうでがすよ。負けが込んでる連中は、何らかに八つ当たりしたくて仕方ないでげすよ」
「賭け事なんかしないから解らんな……はっ、まさかその騎士が賭け事してたって修道院にチクる為だけに再度訪問しようと考えてるんじゃないだろうな!?」

「そんな訳ないでしょ! 乱闘が始まって直ぐに、アハトが私の手を引き裏口から避難したの。その際にうっかり私がその騎士の手を掴んでしまい、其奴も一緒に裏口から脱出して、その時に騎士が『イカサマが正式にバレる前に、逃げ出させてくれてありがとう』って言って、私の手にこの指輪を握らせたの!」

「ほうほう……で、惚れちゃったから、修道院に逢いに行こうってのか?」
「ふざけないで! 私は兄様みたいに真面目な男が好みなの。あんなナンパ野郎はお断りよ」
乳の大きさは正反対だけど、義理の兄嫁と同じ事を言ってるな。

「何でそんな好みじゃ無い男からのプレゼントを素直に受け取ったんだよ? その場で突っ返せば良かったじゃんか!」
「返すタイミングを失ったのよ! あいつ私に指輪を握らせながら、そのまま手にキスしようとしたのよ! しかも口説きながら。
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