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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第九十二話
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し」
ちっ…しょうがねぇ…
量子格納庫から毛布を出し、マドカにかける。
そのまま抱き抱え、飛行術式でホバー移動して部屋を出る。
「パレード、キャスト」
一応見た目を変えておく。
奏が来たと思われる破壊と血飛沫の中を通って、外に出る。
そこは森だった。
「こんな所の地下に作るとは…上空からの発見は困難か…」
上空へ飛び上がり、束さんの下へ向かう。
二分程で視認できる距離になった。
「いっ君!」
「ただいま、束さん」
ふわりと着地する。
「その子がいっ君の妹?」
「うん俺と、姉さんの家族」
「可愛いっ!小さいころのちーちゃんそっくり!」
「うん。姉さんにも早く合わせてあげないとね」
すると束さんの顔が無表情になった。
「いっ君」
「何?」
「ちーちゃんがガチギレしてるよ」
…………………………
「うわぁ…戻りたくねぇ…
マドカ見せたら機嫌治さないかな…」
と思っていると、通信が入った。
「『戻ってこい話は一発殴ってからだ』」
それだけ言って、ブツン!と切れた。
「「………」」
沈黙。
「とりあえず、帰りましょう。束さん」
「わかったよ」
ベルリンの、姉さんの所へ行くと、まず殴られた。
その後に、抱き締められた。
「ただいま姉さん。あと、優勝おめでとう」
「バカ…心配かけるんじゃない…」
「うん…でも、父さん達の事が少しわかった。
明日……いや、きょう話すよ」
そこで、マドカを抱いた束さんが入ってきた。
「ちーちゃん」
「む、束か…その子か?」
「うん。ちーちゃんといっ君の妹」
「名前は?」
と姉さんが言ったので、俺が答える。
「円香。織斑円香。それが、俺達の妹の名前」
姉さんが、俺の抱擁を時解き、束さんに抱えられた円香に近づいた。
円香の頭を撫でる姿は、とても、美しかった。
女性は強く、美しいと、改めて、感じた。
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