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相談役毒蛙の日常
十九日目
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「わわわ!?」

カトラスを膝の上に乗せる。

「椅子が無いんだから我慢しろ」

「むぅ…」

その後の会議の内容は新ダンジョン攻略の会議だった。

なおカトラスは俺の副官という事になった。

「では他に意見はあるか?」

というテルキスの問いに、複数人が挙手した。

「ではリディ。アタッカー隊から何かあるか?」

リディ。創設メンバーにして現アタッカー隊隊長だ。

「では…おいトード!テメェ!その可愛娘ちゃんとどんな関係だコラァ!」

「スカウト隊からも同じ質問しまーす」

スネークお前もか!?

「では私からも…カトラスちゃん、ウチの相談役とはどんな関係なんだい?」

「はーい!ヴィーにどういけーん!」

リディ(♂)に続いてスネーク(♂)、ヴィー(♀)、カールターナー(♀)が質問した。

全員が創設メンバー、スネークはスカウト隊隊長、ヴィーはメイジ隊隊長、カールターナーはヒーラー隊隊長だ。

「ん?トードとは幼馴染だぞ」

「お前は正直に答えるな」

「別にコレくらいはいいだろ」

はぁ…

「幼馴染だと!?トード!貴様裏切るのか!?」

「うるさいぞエリアス!と言うか今関係ないだろ!」

とタンク隊隊長エリアス(♂)に言った…が…

「いーや!関係あるね!レイド中にうっかりお前に魔法が当たっちまうかもしれねぇだろ!」

「イクシードのお前がデバフをかけ間違えるんだったら誰の魔法も当たらねぇよ!」

エリアスは少々変わったビルドで、タンク兼バファー/デバファーなのだ。

「テルキス!さっさと閉めろよ!」

しょうがないので会議自体を終わらせる。

「そうだな…トードとカトラス君の関係は後で個人的に聞け。
以上で攻略会議を終了する!解散!」













「あー…つかれたー」

自室に戻りながら、そんな事を言う。

あれから、カトラスを入団させた。

その後はリディのバカがギルメン全員に俺とカトラスの事を有ること無いこと織り混ぜて広めやがった。

「あー…葵…わりいけど俺とお前で一部屋らしい…」

「別にいいぞ。どうせ倉庫だろ?」

「そうだぞ」

俺の部屋は混沌の館の最上階。

イクシードの部屋が集まっている階層だ。

「ここだ」

と言って部屋のドアを開ける。

「ぐっちゃぐちゃだな…」

俺の部屋は真ん中にベッド(天蓋付き)、その周りにオブジェが大量に置いてある。

「あのオブジェな、どうやってもストレージに入らねぇんだよ…
でもレアリティがレアリティだから捨てるに捨てられなくてな…」

「売れば?」

「買ってくれる奴が居ない」
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