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相談役毒蛙の日常
十三日目
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っち見てるからな?

「お前がそう思うんならそうなんだろうな 、お前の中ではな」

とお約束のセリフを言って歩き出す。

「あぁ!ちょっと待ってくれよ!俺が悪かったって!」

「あー、はいはい」

わかったからそんな捨てられた子犬みたいな目で見るなよ…

「なぁなぁ!俺も行っていいか!」

はぁ?

「お前、予定とか無いのかよ?」

「有ると思うのか?」

あぁ、そういえばそうだな…

と思っていると葵が上目遣いで聞いてきた

「なぁ…ダメか?」

…………………………かわいい

つい頭を撫でてしまった…………

はっ!?俺は何を!?

「ん?いきなり撫でたりしてどうしたんだ?」

葵がキョトンと首を傾げる。

あっれぇ!?俺の幼馴染ってこんなに可愛かったっけ!?

コイツとはもう十数年の付き合いだけどコイツってこんな可愛い仕草してたっけ!?

もしかしてもしかするけど俺の幼馴染って世界一可愛いんじゃね!?

いやいやいやいや!あり得ない!コイツはナリは女だが中身は男だ!

そうだ!男だ!

うん!あり得ない!

と、自分を納得させる。

この間0.5秒。

「着いてきてもいい、だけど大事な話があるらしいから絶対に騒いだり茶々入れるなよ」

「ん、わかった。
それにしても大事な話か…まさか愛の告白!?」

あぁうん。

置いていこう。

俺は葵を置いて歩きだした。

「あぁ、待ってくれよ!」

後ろで何か聞こえるが知った事ではない。

俺は教室を後にした。

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