暁 〜小説投稿サイト〜
相談役毒蛙の日常
八日目
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ーも守れん輩はとっとと失せろ」

「貴様!我等を愚弄するか!」

「愚弄?テメェらこそ調子に乗るな。
大方ワイプしかけて勝てそうな奴を選んだ様だが…
俺の獲物を奪おうってんだ。
今度こそワイプする覚悟が有るんだろうな?」

「貴様ら三人で何ができる?」

「ほう?言うじゃないか…」

俺は上半身の防具を解除し、背中を見せた。

そこにはカオスブレイブズのシギルとイクシードの紋章、さらに…

「世界樹に突き刺さる大剣!? 貴様よもや…!」

世界樹に突き刺さる大剣…俺が昔作ったパーソナルマークだ。

カオスブレイブズ初期メンバーは何かしらのパーソナルマークを持っている。

まぁ、わざわざ刺青なんてしてるのは俺やテルキスだけだがな…

「これでもやると言うなら、全力で相手をするが!」

「クソっ!」

そう言ってウィンディーネのプレイヤーは仲間の元へ戻り、パーティーも撤退していった。

「なぁ…トード…アンタ何者だ?」

ふむ…何者ねぇ…

「世界樹に突き刺さる大剣…インテンス・アサシン?」

ッチ…

「おい、スピードホリック、他人の黒歴史を蒸し返すな」

「インテンス・アサシンって?」

「ALOの始めの頃に領主や主戦論者殺しを何度も成功させたプレイヤーよ…まさか妖獣使いがそうだったなんて…」

イクシーズがパーソナルマークを持っている理由は、各種族の領主達を暗殺した後、それが俺達からのメッセージであると伝える為、パーソナルマークを書いた紙を置くのが決まりだったからだ。

「その事は忘れろ…ん?」

俺はトンキーが微かに動いたのを感じた。

「くおぉぉぉぉぉん!」

トンキーが一声上げて光に包まれた。

その光はシルエットを変えていった。

そして…

「トンキー…お前…」

トンキーは四対八枚の純白の翼を持つ存在へと生まれ変わった。

「くおぉぉぉぉぉん!」

と再び鳴き、羽を羽ばたかせた。

「成る程な…これがトゥルーエンドか…」

「そうだな」

「そうね」

俺の言葉に二人が頷く。

「ん?あれは?」

俺はヨツンヘイムの天蓋にクリスタルを見つけた。

エフェクトの感触からかなり大きい建造物だ…

俺は単眼鏡でクリスタルを観察した。

そしてクリスタルの先端に一本の剣を見つけた。

「は、はは、はははははははは!あーっはっはっは!そうかそうか!これは…はっははは!」

「ちょ、どうしたんだ?トード?」

あぁ、そうか、そうだよな…いきなり笑ったらな…

「っくっくっく…やっぱり運営はクソだな…おい、リーファ!」

「なによ?」

「ほれ」

俺はリーファに単眼
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ