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相談役毒蛙の日常
八日目
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うする?」

俺はヨトゥンヘイムは初めてだから何処に何があるかなんてしらん。

「ユイ!水辺はあるか?」

「はい!北に50メートル地点に氷結した湖があります!」

なるほど、虐められてるのは海月の方、なら…

「行け!俺がタゲを取る!」

そしてリーファを乗せた玉藻とキリトは走って行った。

「まぁ…いっちょやるか…」

俺は剣の鋒を阿修羅のような邪神に向ける。

「アッデ・ベネディクシオ・デ・ルーナプレーナ・テルマ!
ルーナ・ルーケター・クアム・ソーラーレ!」

鋒から光が迸る。

闇魔法スキル中位魔法<月光波>。

月の加護を武器に宿らせ放出する魔法…という設定だ。

中々に使い勝手がいいので重用される魔法だ。

そんなことを考えているとビームが途絶えた。

邪神はくるりとこちらを向いた。

HPバーの下にタゲが向いたというアイコンが出た。

「鬼さんこちらへ!手のなる方へ!」

俺は湖に向かい全力疾走した。

ズシンズシン!

「うおぉぉぉぉぉぉ!こえぇぇ!」

キリト達の所まで200メートル。

十秒で走りきり後ろを向いたら…

バキバキバキィ!と氷が割れて阿修羅型が水に落ちた。

そして追い付いた海月型が阿修羅型をボコボコにした…

「一件落着だなキリト、リーファ」

「ああ、そうだな…ってマズイ!」

阿修羅型をボコった海月型が俺達の方に向かって来たからだ。

「ちょ、ちょリーファ!どうする気だよ!?」

「あ、あたしに聞かれても!」

と焦る二人をよそに俺は落ち着いていた。

「だぁいじょぶだって、アイツは俺等を攻撃しないよ」

これは、玉藻の時と同じ気配だ。

「はい!トードさんの言う通りあの子は怒っていませんよ」

海月型が象のような鼻を伸ばしてきた。

「ひぇぇぇ…!」

とリーファが情けない声を上げ、キリトが棒立ちになる中俺は大した同様もなかった。

伸ばされた鼻に触れて褒めてやった。

「よーしよし、痛かったよな、よく頑張った」

すると海月型は俺達を鼻で巻き取ってその背に乗せた。

「お〜玉藻とはまた違ったモフモフ具合…これもなかなか…」

玉藻を抱きしめながら下もモフモフ…

ここは天国か…

「ねぇ…これって何かのクエスト?」

「ログが出てないから違うんじゃないかな?」

「キリトに賛成…モフモフ…いい」

「でもプレイヤー参加型のドラマクエストの可能性も…だとすれば厄介だな…」

「げぇ!」

「どうしたんだ?リーファ?」

「あたし前にホラー系ドラマクエストで選択ミスして魔女の釜に放り込まれたのよね…」

ああ、あれか、た
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