七日目
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
速い訳がない。
そこであんたがVR慣れしていると踏んだ」
「へぇ…」
「しかしさっきも言ったようにあんたの装備はニュービーの物…
ALOプレイヤー以外でそこまでVR慣れしているのは昨年解決したSAO事件の被害者のみ。
更にあんたの戦闘の才能…
あそこまでの腕があれば噂の一つくらいは入る」
特にアルンにはそういった情報が入りやすい。
「それが無いという事、装備の質、そこから割り出せるのはあんたがSAOで戦って来たという事だ」
「なるほど、バレバレだったのか…」
「そうでもない」
「どういう事だ?」
「俺はあんたがSAOサバイバーだと確信が持てなかった」
「何故だ?」
「あんたの胸ポケットに居るプライベートピクシーさ」
「?」
「それが配布されたのはALOのβテスターだけだ。
だからあんたはSAOサバイバーではないと一度は思った。
しかしあんたはこのALO黎明期の事を知らなかった」
結論として。
「まぁ、そんな訳であんた…キリトはSAOサバイバーだと思ったのさ」
「そうか…うん、俺はSAOサバイバーさ」
「一つ聞きたい」
「なんだ?」
「何故、またこの世界に来たんだ?
このバイナリの世界に。また閉じ込められるとは思わなかったのか?」
「少しは、思ったよ。でも、忘れられなくてさ。
仮想世界は俺達にとっては既にもう一つの現実なんだ」
「そうか…」
「それに会いたい人が居るんだ」
「ああ、言ってたな」
「今でも300人が目覚めていないのは知っているか?」
「ああ」
「その中に俺の…恋人が居るんだ」
「恋人?」
「ああ、共にあの城を駆け抜けた…愛する人が…」
「リア充死ね爆発しろ」
「おい!ここはシリアスだろ!」
「シリアス?ハッ!犬にでも食わせとけ。
つーかノロケかよ」
「いや…それは…その…」
「で、それとあんたがALOやってる事に何の関係が?」
「ああ、俺の恋人らしき人が写ったスクショを見つけてな、ALOに来たんだ」
「ALO…スクショ…世界樹…恋人…目覚めない300人…」
と、なればやはりコイツの会いたい人ってのは…
「鳥籠の姫君…」
と、なれば以前俺が提唱した例の件も…
「知ってるのか!?」
「知ってるも何も…アレ撮ったの俺達だし」
俺のマナが切れるまで足場を作ってジャンプして…ってやったな。
「!?」
「でもアレ以上の情報は無い。
三十分で運営が障壁張りやがったからな」
「クッ…そうか…」
「まぁ、あんたが世界樹に行きたい理由はわかったよ」
「協力してくれるか?」
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ