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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第九十三話 お料理会 前編
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べている料理もこうやって料理をしてくれる人がいるから、美味しく食べられるのよ」

「そうなんですね、みんな頑張ってくれているんですね」
「そうよ、お料理を作ってくれる方々には感謝しなきゃ駄目なのよ」
「はい、判りました」

みんな私の話を聞いて、初めてそう思ったという感じの子が多いね。
逆に料理長達は感激して居るみたいだよ。
そうやりながら。みんなの料理ができあがり、そろそろ時間になりました。

テーブルに順次料理を並べて準備万端です、後はゲストが来るのを待つばかり。




■オーディン ノイエ・サンスーシ  ラインハルト・フォン・シェーンヴァルト

 今日は2週間ぶりに姉上に会えるに日なった、本来ならあと2週間は会えないはずだったが、小憎らしいがあの娘の料理会とやらに姉上が招待されて、姉上が俺とキルヒアイスを呼んでくださったから姉上に会えるのだ、キルヒアイスも喜んでいるからな。

「キルヒアイス、貴族のお遊びに付き合うのは馬鹿馬鹿しいが、
姉上に会えるのであればそれぐらいは我慢してみせるさ」
「アンネローゼ様にお会いできるなら嬉しい事です」

「そうだな、あんな小娘主催が気に入らないがな」
「ラインハルト様、お声大きいですよ」
「目の前では言わんよ」

そう言い合う2人の馬車がローエングラム邸に到着した。




■オーディン ノイエ・サンスーシ
 
 皇帝とグリンメルスハウゼン子爵の乗る馬車もグリューネワルト伯爵邸に到着しようとしていた。
「陛下、今日はあの者が参りますな」
「そうよ、どの程度育ったか直接会うのが楽しみじゃ」
「流石テレーゼ様は粋な計らいを為さいますな」

「あの者が予を見てどんな反応を見せるかが楽しみでたまらんわ」
「陛下もお人が悪い」
「ハハハ。何と言っても、予を処刑するそうじゃからな」

「誠に、大胆な者でございますな」
「予は本来ならそれでも良いと思っておったが、
テレーゼのお陰で生きる気力が出来たわ」
「まっこと、テレーゼ様は大器でありますからな」

「うむ、グリンメルスハウゼンよ、今日は惚け老人を見せるのかな」
「陛下、多少はキルヒアイスの父を賞めねば成りませんから、
少しはまともに見せませんと」
「ハハハ、そうじゃな、テレーゼのシナリオも面白いからの」

「まっこと、テレーゼ様は素晴らしきお方です」
「予の薔薇の中では最高傑作かもしれんな」
「良いたとえでございますな」
「ハハハ」

2人の馬車は、ラインハルト達に遅れて10分後到着させた為に、
直前まで皇帝とラインハルトは合うことがなかった。
その後パーテー会場で会う事になり、
皇帝達はしたり顔を隠しながら会場へ招待されていく。
その姿を見たラインハ
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