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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第九十一話 オフレッサーのお笑いウルトラクイズ
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継ぐことが決まった。

典礼尚書のアイゼンフート伯爵の曾孫コンラートは、曾祖父の典礼尚書辞任の元になった為に、此までの30年間の裏工作と賄賂500万帝国マルクがパーになり怒り心頭であった為、伯爵家からの追放が行われ、単なるコンラートに成っていて、名字すら無い状態になっていた。

シェッツラー子爵の息子フィリップは未だマシな方で取りあえずの勘当に留められており、真面目な人間になれれば勘当を解くと子爵が約束していた為に人一倍努力していた。

シャイド男爵子息、ヴェルナー・フォン・シャイドもブラウンシュヴァイク公爵家から一門の参集に参加が無期限禁止とされていて、それを解く為に非常な努力をする気であった。

ヴィクトール・フォン・コルプト子爵令息とヘルムート・フォン・ノルディン子爵令息は、テレーゼの盗撮密告者としての偽装により、彼等こそ密告者とフレーゲル達に思われるように、誘導されていた為に、敢えて見逃して通常のクラスで試験を受けていた。

478年度生が試験に悲鳴を上げている中、
準備を終了した装甲擲弾兵副総監オフレッサー大将に話しかける生徒達の集団がいた。

「大将閣下、宜しいでしょうか」
「ん?何か用か?」
「はっ、小官はギュンター・キスリング候補生であります。
我々在校生は、今回の放送で皇帝陛下の御心を知り、装甲擲弾兵の方々に時間的余裕がありましたら、是非自分達にも、装甲擲弾兵の格闘術や戦い方をご教授頂きたく有志達で集まり参上しました」

「ほう、装甲擲弾兵の訓練は辛いがそれでも良いのか?」
「はっ、厳しいのは覚悟の上です」
「おう、その目気に入った、俺の一存では決められないが校長と相談して授業に時間を入れよう」

「はっ、宜しくお願い致します」
返答を貰い嬉しそうに帰って行く生徒達を見て、オフレッサーは目を細めて、
未だ未だ捨てたモノじゃない連中が居るモノだと考えていた。

生徒達が帰る途中、一際大げさなアクションの生徒がいた。
彼は伯爵令息であり、私利私欲の多い門閥貴族なのにも関わらず。
人一倍帝室を敬愛しておったが、どうすれば良いか判らずに、

惰性的に授業を受けていただけであったが、
陛下の御心に触れ、一念発起して先輩達が始めた装甲擲弾兵副総監オフレッサー大将への陳情にも参加し頑張ろうと、しはじめていたのである。

流石にオーバーアクションまでは、直らないが、原作ではサロンでつまらない詩を垂れ流し、その後リップシュタット戦役で敗北したした後、ルビンスキーに利用されて皇帝誘拐犯として歴史に名を残した存在になるはずであった。

「おーこのランズベルク伯アルフレッド、皇帝陛下の御為にこの身を賭して頑張る所存ですぞ」
「ランズベルグ伯、意気込みは判りましたから、大声は止めましょうよ」

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