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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
真・五十一話 それぞれの戦い
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ちらの世界とは反対の世界となる。つまり、反対という事以外は全く同じなのだ。

そう、神獣鏡の隠された特性。それは―――――――――座標入力さえ出来ればその場所に鏡を用いて一瞬で移動出来たり、鏡その物に装者である未来を映せばもう一人未来が現れるという物なのだ。

また、こんな芸当が出来るのは未来の異常なまでの適合率にある。

通常、正規適合者である翼やクリスでも、80%や70%をいったりきたりだ。安定している。

しかし、未来の場合は桁が違う。その脅威の適合率、200%なのだ。

故にこのような芸当が出来るのだが、しかしこれらを使いこなすまでが大変だった。何しろ、起動した瞬間に聖遺物の侵食が始まるような物なのだ。

しかし、それでも未来はやってのけた。その努力があったからこそ神獣鏡の隠された特性を発揮させる事が出来たのだ。

そして今、それを用いて別位相の空間への鏡を使った移動の為の計算をしている所なのだ。

「どうだ、そちらは?全殿は見つかったか?」

『ああ、大体の場所に検討はついてる。今そこに全速力で向かってる所だ。そっちは?』

「こちらもそろそろ」

翼が通信をしていると、未来が翼に対して頷く。

「今、計算が終了した所だ。今から我々は別位相の空間に向かう。無茶はするなよ、奏平」

『わかってるってぇの。そっちも無茶すんなよ』

「……よし、行くぞ!!」

こうして、彼女達は別位相に展開された世界にも侵入する事が出来たのだ。





















「平行世界からだと?」

「おお、全がピンチだって言うからよ。すっ飛んできたんだ」

「へぇ、そちらの世界にある平行世界間を移動する何かがあるって事ね」

「そういう事さ。全、戦えるか?」

未だに少しだけよろけている全にそう聞く奏平。

「ああ、大丈夫だ。俺は神の方をやる、高宮の方は」

「俺がやるよ。あの時やられた借りはきっちり返さねぇとな」

「か、彼女達は「戦姫絶唱シンフォギア」の主人公たち。なるほど、やっぱりあの世界もあったのか」

「?」

そして次の一言が放たれた。








「本当にアニメそのままなんだな。やっぱり」










「………………………全、改めて言うけど高宮は俺が貰うぜ」

「?ああ、いいけど……どうした?」

「いや、ただ…………あのくそアホは一発ぶん殴らねぇと気が済まねぇだけだ!!」

今、最後の戦いが始まろうとしていた。
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