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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第九十一話
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「な……ぜ…?」

どうして…?ジークフリートは確かに発動したはず…!

「甘めぇんだよ…これくらい、俺様が突破できねぇとでも思ったか?」

くっそ…! レイニーデヴィルの時と同じか…!

力が、抜けていく。

体の奥で、快楽と苦痛がぐちゃぐちゃになる。

「ああ…やっぱりだ…こんなのは、アセロラ姫以来だ…」

「くっそ…!」

五指を揃え、圧切を使おうとするが、力が入らない…

そして…だんだんと、意識が薄れてきた…

死ぬのかな…?

死ぬ?

束さんと箒を残して…?

もし俺がしんだら、姉さんは、一人ぼっちだ。

本当に、死ぬのか?

消えるのか?

それだけは…

嫌だ…!

「す…どます…たー…お…れ…は…






死ね…ないん…だよぉ!」

残った力を振り絞って、大千本槍を動かし、スーサイドマスターをはね除ける。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

「チッ…眷属にしたかったんだがなぁ…」

「橙…俺、今どのくらい吸血鬼?」

『だいたい、九割くらい。
たぶん、残りの一割で完全に眷属になってたと思う』

九割かぁ…

『じゃぁさぁ、かなり無茶できるよね』

『え…?』

「アマノハゴロモ起動。
TRANS-AM BOOST…n_i_t_r_o」

機体の、出力系統のリミッターを全て解除する。

肩、腰、背中のGNドライブが唸りをあげる。

機体が、赤く、紅く、朱く、染まる。

緑の粒子と蒼い焔が機体を包み込む。

「パンツァー」

カレトヴルッフを再び硬化。

そうして、真っ直ぐに、ただひたすら真っ直ぐに、奴へ向かって突進する。

「っぐ…!」

内臓がいくらか潰れたな…

「ゼアアアアアアァァァァァァァァァ!」

スクレップと、カレトヴルッフが激突した。

そこから、連撃を仕掛ける。

奴は防戦一方だ。

そして…フィニッシュ。

壁まで追い詰めたスーサイドマスターにトドメの一撃。

カレトヴルッフを、奴の腹に突き刺す。

「はぁ…はぁ…」

「あぁ…またこうなるのか…
やっぱ…何人か食っとくべきだったなぁ…」

カレトヴルッフを抜き、スーサイドマスターの首筋に、かぶりつく。

奴の血を飲めば、俺は人間に戻れる筈だ…

再生はたぶん使えない。

ジークフリートを突破出来るってことは、吸血鬼スキルは現代魔法よりも世界への干渉力が強いということだ。

そうして、スーサイドマスターの血を飲んでいくと、少しずつ、彼女が縮んでいく。

スーサイドマスターが、だいたい三歳児くらいの大きさになった所で、血を吸うのを止める。

「何故
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