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ジオン公国転生記
最終話 新しい宇宙へ
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宙が存在している」
 ユーリ「この宇宙も成長しているけど、そとの宇宙はまた違った世界だよ」
 ギレン「そうか」
 ユーリ「それこそ不老でも絶対飽きない程、宇宙の外は広がっているよ」
 ギレン「飽きないのか」
 ユーリ「絶対にね」
 ギレン「ユーリ。俺も連れて行け」

 ユーリは不思議そうな顔をして答えた。

 ユーリ「何を当たり前な事を言ってるのギレン兄。最初に言ったでしょ、退屈しているんでしょって」
 ギレン「帝位をガルマにでも、押し付けて来る」

 ギレンは楽し気に笑うと転移していった。
 それからが大変だった、全員を連れて行く訳にはいかないからね。
 帝位を継いだガルマ兄と、統治が楽しいと残るキシリア姉以外は、大じゃんけん大会になった。
 結果負けたデラーズがこの宇宙の総司令にあと2000人程の艦隊司令が残る事になった。
 当然、キシリア姉第1のジョニー・ライデンとマ・クベは自分から残ると言った。

 後のみんなはついて来るそうで、自分の荷物やMS何かを運び入れていた。
 みんなよっぽど退屈していたんだね。


 ユーリ「みんな準備はいい。アルカディア号発進」

 ユーリのアルカディア号が宇宙に出ると、ワームホールを開き突入した。
 1日過ぎた頃、ワームホールを抜けたそこはもう宇宙の外だった。
 
 ユーリ「みんな宇宙の外に出たよ。外を見てご覧」

 そこはオーロラが辺り一面に広がり、不思議な球体がいくつも浮かんでいる空間だった。

 ハマーン「綺麗な世界だな」
 ギレン「あの球体はもしかして宇宙なのか?」
 ユーリ「そうだよ。見て無数にあるでしょ。俺もまだ行った事の無い宇宙ばかりだよ」
 ギレン「これは確かに不老の我らでも、退屈な日を送る暇もないな」
 ユーリ「それとね、不思議なんだけどこの空間では戦闘は一切出来ないからね」
 ドズル「そうなのか。まあ良い早速何処かに入ろう。兄貴決めてくれ」

 ギレンはしばらく周りを見渡していた。

 ギレン「ユーリ。右上の赤い宇宙あれが良い」
 ユーリ「それでは、新しい宇宙に向って出発!」


 ジオン一行を乗せたアルカディア号は、ギレンが指した赤い宇宙にワームホールを開き消えて行った。



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