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ジオン公国転生記
最終話 新しい宇宙へ
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 それぞれの方面艦隊に旗艦として重巡洋艦1隻与え後は均等に分けた。

 それからは押し戻された占領区を簡単に取り返し、破竹の勢いで進撃が始まった。
 何せ今迄レウルーラと互角だった勢力だ、そこへいきなり巨大艦隊が侵攻したのだ、まともに相手になる筈も無く次々降伏してゆく。

 シャアの艦隊もガトランティス艦隊を次々葬り、大マゼランをも占領し始めた。
 ガトランティスの最後の砦ともいうべき彗星要塞都市も1撃で消え去った。
 暗黒星団帝国、三十連太陽星団、色々な帝国、星団国家が占領された。
 最初から降伏を言って来る所もあったが、ユーリの言葉1つで自治権及び領土保障か、政府解体の上占領となる事があった。
 これは人権を守る国家は同盟、人権無視している国家は占領と決めていたのだ。
 しかも貧しい星等は保護下に入るとジオンが全面的に助け、領土の開発等を行い豊かな星にして貰えた。
 ジオン帝国は巨大になり。遂にドズルの方面軍があの映像にあった巨大な星域国家と遭遇した。
 ユーリが完成した『ビックスター』を起動させ、デラーズ、ギニアス、それに新たに他の星で優秀な指揮官を配下に加え連れて応援に行った。
 『ビックスター』名前こそ星だが、大アンドロメダが10個は入る1つの宇宙だった。
 そこでドズル達は本当の戦艦を見たたった4隻だが、巨大過ぎて比較できるものが無かった。
 内部の移動にレウルーラを使わないと動き回れない巨大さだった。
 これを出しただけで、相手は降伏した。

 ユーリが復帰して1年で宇宙が統一された。

 ギレン帝王は退屈になった。
 ユーリの言った通りになり、そしてギレンは何も出来なかった、ユーリが全てを終わらせた。
 これは最初は自分の戦争だったが、途中からユーリの戦争となった。
 ギレンはそう言えばここ最近ユーリを見かけていないのに気が付いた。
 またなにか玩具でも作っているのだろうと思い、ユーリの空間工廠に転移した。
 
 中はがらんとしていた、戦争が全て終わり戦闘艦を作る必要が無くなったから。
 だが1か所灯りのついている場所を見つけた。
 そこにユーリはいた。
 
 ギレン「ユーリ、これは何だ」
 ユーリ「ギレン兄退屈でしょ。だから新しい玩具アルカディア号を作っているの」
 ギレン「宇宙海賊でもするのか?」
 ユーリ「まあ、正解かな。でもこの宇宙ではしないよ」
 ギレン「当たり前だ。そんなまねをしてみろ、お前とて容赦なく処罰するぞ」
 ユーリ「だからね、別の宇宙に行くの」
 ギレン「別の宇宙? それは何だ」
 ユーリ「ああ知識にロックを掛けていたね」

 ユーリはペンダントに触れた。

 ユーリ「ロック解除!」
 ギレン「何だこれは宇宙に外があるのか。そして無数に宇
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