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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第八十七話
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アセロラ姫はもう居ない。

彼女は無害だ。

「スーサイドマスター。提案だ。
ここは互いに引こう。俺達が戦う理由はない。
そうだろう?」

「ああ…そうだな…確かに、そうだ。
お前が普通の人間ならな」

なに?

「なんでだろうなぁ、俺様の中の何かが、お前を食らえと叫んでる」

クソッ…何が奴の琴線に触れた?

大千本槍部分展開。

両腕が、蒼く輝く装甲に包まれる。

IS大千本槍。

カンヘルの…ユニコーン系列のフレームに、蒼いガーベラテトラの装甲を被せたISだ。

なおモノアイではなくマスクタイプ複合センサーとなっている。

カンヘルの外部装甲には時間がかかるため、このような措置を取っている。

「ほう?ISとかってぇ鎧か?
それは、女しか纏えないってぇ話だが…」

ヨイヤミ展開。

大千本槍の腕ごしに、日本刀型ISブレード<ヨイヤミ>を握る。

「おもしろそうじゃねぇの!」

言い終わる直前、彼女が跳ねた。

「パンツァー!」

彼女の爪と、ヨイヤミが交差する。

「……ただの剣じゃねぇな…それに…貴様魔法使いか?」

「魔法師だ……エクスプロージョン!」

俺を中心に、同心円上にある物を…スーサイドマスターを吹き飛ばす。

路地裏の闇に紛れるスーサイドマスター。

すかさず腕のGNバルカンで追撃するが、全て避けられた。

「街中でなんて物使いやがる」

彼女との距離は10メートルほど。

「吸血鬼相手なんだ。コイツでも足りねぇよ」

腕だけだったのを、今度はフルスキンに変更する。

「闇の刃よ全てを退け、以て万物を断て」

ヨイヤミが、闇を…圧切をまとった。

「TRANS-AM ?」

両肩、背中、腰のGNドライヴが唸りを上げる。

蒼い装甲にラインが走り、紅く染まる。

「アクセルワールド」

思考が加速する。

無音の世界で、一歩踏み出す。

体が重い。

まるで水中みたいだ。

それでも、魔法と想子操身法とISで、突進しつずける。

視線の先の彼女は、ほんの少しずつしか動いていなかった。

彼女に肉薄して、ヨイヤミを振り下ろす。

「バーチカル・アーク」

まずは右肩を。

返す刀で左肩を。

流れるように両足を。

「バーストアウト」

世界が、音を取り戻す。

「っぐ…!?」

全身に、弾けそうな痛みが走る。

「再生」

さっきの高速移動でかかったGで潰れた内臓が元に戻る。

「TRANS-AM Ended」

機体に走るラインと、紅い輝きが失われた。

「気分はどうだ。デストピア」

「ここまで派手にやられ
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