第23話
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義理を果たす為にもな。」
「あ………」
「……サラから、ちょっとだけ聞いた事があるけど……」
「ヨシュアさんとレーヴェさんの事ですか………」
「―――わかりました。ありがたく力をお借りします。」
アガットの答えを聞いたエリオットは呆け、フィーとセレーネは複雑そうな表情で呟き、リィンはアガットの申し出を受け入れる事に頷いた。
「”重剣”の名、聞き及んでいる。A級遊撃士としての実力、是非とも学ばせていただこう。」
「ハッ……サラと同じく殆ど我流だがな。”光の剣匠”の娘に見せられるモンがあるといいが。―――”連中”が何のためにこの先に入り込んでるかは不明だ。だが、ここまで仕込んでる以上、相当ヤバイ状況が待ってるだろう。覚悟はいいな――――トールズ士官学院”旧Z組”とメンフィル帝国軍”特務部隊”?」
「ええ……!」
「とっくに完了。」
「いつでも”彼女達”と戦う覚悟―――いえ、彼女達を討つ覚悟もできていますわ。」
「ま、サクッと終わらせようぜ。」
「エレボニアの地に漂い始めたモヤを晴らす為にも……!」
「そしてこれ以上”結社”による暗躍を防ぐ為にも……!」
「この先に待ち受ける闇。我等の手で払ってみせよう!」
「うふふ、それじゃあ”要請”開始、ね♪」
アガットの問いかけにそれぞれ決意の表情で答えたリィン達は先へと進み始めた。
「へっ……ドンピシャだったな。」
一方その頃リィン達がハーメル村へと続く山道を進み始めている様子をユウナ達―――”特務科”の面々と共に遠くから見守っていたアッシュは不敵な笑みを浮かべ
「ふう……あの子の情報通りだったわね。でも、ここまで離れてなくてもさすがに大丈夫だったんじゃない?」
「……リィン教官とセレーネ教官の気配察知や聴力を考えたらこのくらいの距離は必要かと。同行者達も侮れませんし。」
「ああ……何とか気づかれずに後を追いかけるしかなさそうだ。場合によっては獣道を使う必要があるかもしれない。」
溜息を吐いた後呟いたユウナの疑問にアルティナは静かな表情で答え、アルティナの推測にクルトは頷いた。
「はあ、ここまでするのはちょっと気が咎めるけど……―――でも、ここまで来て蚊帳の外は納得できないよね!……[組のアンタがどうして付いてきたのかは知らないけど。あたしたちのこと、気に喰わないんじゃなかったの?」
「ハッ、俺の勝手だろうが。ランドロスとランドルフの野郎共を撒いてコイツを持ってきたのを忘れんなよ?」
ユウナの疑問に対して鼻を鳴らして答えたアッシュは機甲兵―――ドラッケンに視線を向けた。
「はあ……いいのかなぁ。」
「戦力としては妥当かと
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