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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第八十三話
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小学校六年生春 登校路
「今さらだけどこの学校ってなんでプール無いんだろうな」
「本当に今さらだな…雪国だし海が無いからだろうな」
そんな理由なのか…?
「それに年に数回は近くの市民プールで授業があるではないか。
何が不満なのだ?」
「その回数の少なさだよ。
水泳ならある程度本気出しても大丈夫だしさぁ」
しかもそのせいでスク水が無く、各々が自分の水着で参加だ。
「まぁ、私は少なくていいと思うぞ」
「箒って泳ぐの嫌いなのか…?」
水泳の授業を見る限りそうではないはずなんだが…
「そうではないが…男子連中…特に弾の苦労を思えばな…」
「はて?」
同年 夏 水泳授業初日 市民プール 更衣室
「おい一夏、ラッシュガード」
ロッカーを閉めようとすると、弾に止められた。
「だから要らねぇっつの」
「いいから!千冬さんが折角買ってくれたんだろう?」
「それもそうか…」
そう言われてしまうと、反論しずらい。
ロッカーからラッシュガードを取り出して着る。
気付けば更衣室には俺と弾だけだった。
まぁ、俺達が入ってきた時には皆もう出ようとしていたからな…
屋内プールのサイドを歩き、列に並ぶ。
点呼と準備体操が終わりった後、初日なので自由練習と言われた。
なので自己流…というか前世で通っていたスイミングスクールのアップを始めようと思う。
「一夏」
「どうした箒?俺これからSKP300なんだけど?」
「なんだそれは…」
「ん?300メートル」
スイム100、キック100、プル100、計300。
プルっていうのは早い話足を動かさずに手だけで泳ぐメニューだ(各水泳教室やコーチによって呼び方の差異アリ)。
すると箒が眉間を抑えた。
「普通アップで300も泳がない」
「そうなの?普通だよ?
これから2キロ泳ぐし」
トゥワイス・グラビティ、ディキャスト。
「んじゃお先」
「ハーフ・オキシジェンは切らなくていいのか?」
「急に酸素分圧上がったら流石に体調崩すんだが」
「そうか」
プールの縁に親指を引っ掻けて、飛び込む。
あぁ、本気出せるっていいなぁ…
授業後、弾に泳ぐ時のコツを教えて欲しいと言われて教えていると、結構遅くなってしまい、更衣室にはもう誰も居なかった。
「一夏、急いで着替えるぞ」
「ん。わかった」
中学校一年生 春
「中学はプールあるのか…」
「よかったな。全力で泳げるぞ」
「っし!」
「(プールが血で染まら
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