二章 ペンフィールドのホムンクルス
16話 望月麗(6)
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を増やす為の研究がされてきました。でも、結局何も分からなかったんです。妊娠したESP能力者も過去にいましたが、能力が子供に遺伝することはありませんでした」
でも、と麗は言葉を続けた。
麗の澄んだ瞳が、真っ直ぐと優を射抜いた。
「父親もESP能力者ならどうでしょうか?」
「それは――」
優の言葉を遮るように、麗が動いた。
甘い香りが全身を包む。
柔らかな感触が、唇に触れた。
麗のツインテールが、頬を優しく撫でた。
目を見開く優に、唇を離した麗が宣言する。
「先輩、もう一度言います。私を好きになって下さい」
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