第五十二話
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。なんか色々あってな。今ここで戦ってる訳だ。」
千尋はなぜか回復しているとはいえ、肩で息をしていた。とてもじゃないけど、戦えるような状態じゃない。
「フゥン、面白イノガ出テキタモンダネェ。ソレデ?君一人デドウスンノ?」
レ級はさっきまで見下ろすように顎を上げてオレたちを見ていたが、今は顎を引いて千尋を睨んでいた。まるで、観察しているみたいだ。
…………今までは、油断してたってことかよ。舐めやがって。
まぁ、それでもボロクソにやられたんだけどな。何も言えねぇ。
「…………逆に聞く。どうしたら見逃してくれる?」
千尋はそんなことを言っているが、オレは千尋の話を聞いていられないものを見ていた。
千尋の艤装が、少しずつ自然と直っていっていた。
「…………ウソ…………だろ…………。」
オレの近くに倒れていた長門さんは、目を見開いていた。そりゃそうだ。どう考えても有り得ねぇもんが目の前で起こってるんだからな。
―どこかの空間―
「どもー!シリアス中にこんにちはー!今回はこの作品での回復の仕組みを解説致します!
この作品でのダメージは大まかに二種類に分けられて、『艤装ダメージ』と『身体ダメージ』があります。
基本的に艦娘へのダメージは自分の艤装や装備(服)が肩代わりしてくれます。皆がダメージを食らう度にムフフな感じになってるのはそーゆーことですね。
そして、艤装では受けきれなくなったとき、初めて肉体にダメージが入ってきます。それが身体ダメージ、要するに怪我です。一般的には、中破以上のダメージを受けたら肉体にダメージが来ます。
艤装ダメージは、明石さんのとこの工廠にある専用のドッグにぶちこむことで回復します。回復したあとは明石さんが整備を行います。
身体ダメージは、最初に入渠ドックに入ったあとで、実際の怪我と同じように治療します。入渠する理由としては、そうしないと深海棲艦のダメージが回復しないからです。ちなみに、欠損してしまった箇所は当然ながら回復しません。
さて、それではカメラをお返ししましょう!お相手は、最近作者の胃薬の飲みっぷりにドン引きしながら、一緒にイベント攻略しようとしている、青葉でした!」
―海上―
「…………フゥム、確カニ、目ノ前デ面白イ物ヲ見セテ貰ッタシナァ…………ソウダ。」
レ級はそう言うと、今までで一番悪意のある笑顔を見せた。
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