暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica9-Bザンクト・ヒルデ魔法学院・学院祭〜Time to enjoy〜
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法戦じゃ勝てないにしても球技なら勝てるかもだし!」

私の自分勝手な言葉に鼓舞された皆さん。申し訳ない気持ちがありながらも、今回は私の気持ちを優先させてもらう。迷路の入り口付近に整列したところで・・・

『では改めてルール説明を。各選手はボールを4球まで所持します。挑戦者は赤色、C組は青色です。迷路内で相手選手に遭遇したら、相手が気付いてなくても当てて貰って結構です。当たった選手はヒット宣言をして、ゼッケンを外して迷路外へと避難してください。敵味方関係なく避難中の選手に当てた際、故意ではなくとも強制失格となりますのでご注意を。壁や床でバウンドしたボールに当たった場合、それは無効となります。ボールを使いきった際、同チームの色であれば迷路内に落ちているボールを拾って再使用も可能です。相手のボールをキャッチした場合、キャッチしたボールであれば一度限り自チーム効果を認めます。そして試合の模様はモニターで迷路外に発信されていますので、不正は出来ないのでご注意を』

挑戦者に対してのルール説明が行われる中、ウエストポーチにボールが4球入っている事を確認して、いざ戦場へ。

『各選手迷路エントランスで待機してください。・・・カウントダウンを開始します。5、4、3、2、1、GO !!」

号令に合わせて迷路内へと突入する。入ってすぐに5つの通路に分かれる小さな空間があり、私たちは「勝ちましょう!」と頷き合ってそれぞれ別の通路へと入る。何度目かの進入のため、どこが行き止まりかなどは憶えてしまっている。でもいつ目の前の角から挑戦者が現れるか、という緊張感は衰えない。

『あーっと! C組から早速脱落者が出ました! 挑戦者の月村技術官、なんというアクロバットな回避からの投球! C組ハワード君、成すすべなく撃沈!』

最初の脱落者は味方だった。さらに『続けてC組メグさん! バニングス一等陸尉の前に敗れる!』と2人目の脱落者が出たことを報せるアナウンスが入った。これで3対4。人数的に逆転された状況。

「負けていられませんね・・・!」

歩く速度を落とし、目の前に続く通路の奥の気配を探りながら進む。そして「お?」と角から姿を見せたのは、「騎士ヴィータ・・・!」だった。記憶やテレビで観たとおりの小さな女の子。でもその強さは桁違い。

「おー! 碧銀のツインテールに青と紺の虹彩異色! お前がアインハルトか!」

「え、あ、はい。はじめまして、紅の鉄騎ヴィータ。ベルカ古流武術・覇王流、アインハルト・ストラトスです」

守護騎士としての二つ名を口にすると、「あー、それはもう名乗ってねぇんだ」って苦笑いをした後、「んじゃ、こっちも自己紹介。八神ヴィータだ」って名乗っていただいた。

「っと、そうだ。いつもウチのフォルセティが世話になってんな、
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