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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第七十六話
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の手は固く握られ、怒りに震えていた。
「風紀保健両委員が保健室に連行したよ」
「そうか…」
「済まない、さっき言われたばかりだと言うのに」
「私達が止めたせいでもある」
あぁ、そうだ、あの事を聞こう。
「なぁ箒ちゃん。
一夏って超能力者か何かか?」
箒ちゃんの眉が少しだけ動いた。
「何故そう思った?」
「さっき、奴を殴った拳を、アイツが治してくれた。
皆には秘密と言ってたけど、箒ちゃんと鈴は知ってるとも言っていた」
「………一夏が明かしたなら、いいか…。
弾、これから聞く事は他言無用だ言えば…わかるな?」
「勿論だ」
「一夏は魔法使いだ。
それも別世界から転生して来た存在だ…。
解りやすい例で言えば、この前のパーティーの時、私と一夏に耳と尻尾があったのは、姉さんの薬ではなく魔法で使い魔にした動物を憑依させていたからだ」
「は…?」
魔法使い…? 転生…?使い魔…?憑依…?
なんだそれ? ファンタジー以外で聞いたことないぞ。
「弾、中学に入ってからの、昨日今日の一夏、少しおかしくなかったか?」
そういえば…そうだ。
女と間違われても、直ぐに手を出すような奴じゃない。
それに、男に壁ドンされて泣く程ヤワでもない…
「一夏は、魔法で自らの精神を律して来た。
ここ数年、ずっとな」
魔法で精神を律する…?
それってつまり自分の心を縛っていたって事か…?
「だが、中学に上がって、魔法に頼らず自分を律しようとしているらしい」
「あぁ、少し待ってくれ、自分を律するって具体的にはどうしてたんだ?」
「精神干渉系情動抑制魔法アマノハゴロモ…感情を押さえる魔法を使っていた。
だが、今まで魔法で押さえていた分…今の一夏は自分の感情を御しきれていない。
アイツは、確かに私達よりも長く生きた経験を持っているが、それ故の弱さとてあるのだ」
「つまり今のアイツは小学生並みの感受性だと?」
「ああ、そうだ」
成る程…道理で冷静沈着なアイツらしくない訳だ…。
感情が揺れやすい中、いきなり自分より大きな相手に詰め寄られたらなぁ…
「魔法を使っている間なら、感情よりも理性が優先され、どんな状況も打破できるが、今の一夏は焦りや恐怖で容易く崩される」
「幼児退行を起こす程にか?」
「……ああ」
そうか…なら俺がすべき事は…
「OK、アイツが感情を御せるようになるまで、俺が一夏を守ろう。
アイツには、借りがある」
「頼んだぞ…弾」
「よう…はずかしいところみせたな…」
「一夏…? お前………あぁ…そういう事か…」
「う
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