暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第七十五話
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達も、そう焦らずアピールしていくと良いのではないだろうか?
あぁ、その場合撫子が不利だな…」

「大丈夫!その分一回一回を濃密にするから!」

なら、良いのかな?

それにしてもやっぱり箒の尻尾はいいなぁ…

「あ、暦お兄ちゃんは好きなシチュエーションある?
あるなら私が書いてあげちゃうよ?」

「「「アウト!」」」

他の三人が立ち上がり千石を連れて廊下に出た。

「えっと…放っといて大丈夫なのかな?」

と暦さんが不安そうに言う。

「んー…」

話の内容を聞く限り暦さん争奪戦のルール制定の話し合いだな…

「放っといて大丈夫だよ。
今は暦さんをどう落とすか話し合ってるだけだから」

「僕の周りが着々と埋められているだと…!?」

「諦めなよ。暦さんはもう恋の罠に囚われてるんだから」

「怖いこと言わないでくれよ…」

怖いこと?いやいや、貴方はこれからもっと怖い物、者、事と対峙する事になる。

これくらいで音を上げて貰っては困るのだ。

「暦さん。劇的な人生を送る人と送らない人の差は、その人に主人公の素質があるかどうかだ。
暦さんは少なくともソレを持っているんだ。
だから、暦さんの物語を紡いでいってくれ。
取り敢えず、この恋をどうするかだね」





暦さんはこの世界の主人公だ。

俺のような偽物とは違う、本物の主人公。

だけど、俺は、彼から責任を一つ奪った。

奪ってしまったのだ。

後悔はない。

だって、それでその人は救われたのだから。

だから、見落としてしまっていた。

その責任は、それだけでは果たせないという事を…

side out













4月某日

「戦場ヶ原先輩…」

なぜ、なぜ、なぜ!

「なぜ、私じゃないんだ…!」

視線の先には、小さな少女と戯れる、愛しいあの人…!

「アイツが…アイツが私の戦場ヶ原先輩を…!」

アイツサエ…居ナケレバ…

ソコニ居たのはワタシダッタノニ…!

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