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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第七十五話
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ちが!私はべつに暦の事なんて…」

「兄は妹の物だろ兄ちゃん!」

「そーだそーだ!」

「暦お兄ちゃんは私の物だよ!」

ほほーう? 面白くなってきたじゃん?

「なるほど…火燐さんと月日は重度のブラコン、育さんと千石が暦さんに恋心か…
ふむ、千石、ここは自分の恋を漫画化してはどうだろうか?」

千石が原作よりもはっきり意思表示出来るようになっている。

うん。これでスネークもメデューサも回避確定だな。

『ますたー、それフラグ』

うっせ。

「さーて、じゃぁここは暦さんに恋心を寄せる四人の話を肴にしようじゃないか。
丁度ここに姉さんが買い込んでたノンアルコールビールもあるしな」








二時間後

暦さんの背後に周り、小声で囁く。

「さぁ…どうする暦さん?
選んじゃうの?誰かを取るの…?」

そうして天使の声色で悪魔の選択を提示する。

「それとも全員愛しちゃう?」

あの後、関係する者…暦さん、育さん、火燐さん、月日、千石にちょっとしたおまじないを掛けて話を聞かせてもらった。

「みーんな、暦さんの事が好きなんだよ…?
さぁ…どうする?誰かを選んで誰かを傷つけて"誠実"に生きちゃう?
それとも、皆が笑顔になれる不誠実な生き方を選んじゃう…?」

弾、鈴、蘭ちゃんは無関係なのでニヤニヤしながらこちらを見ている。

「さぁ?どうしちゃうんですか?暦さん」

『正しさ』に従って生きてきた暦さんには少し意地の悪い問だったかな?

「ぼ、ぼ、僕…は…ぼ…く…は…」

うわぁ…そのうちディルディル言いそう…

ヒョイ、と脇に手を入れられ、持上げられた。

「みゃおー…なんだよ箒。今良い所だったのに…」

俺を持ち上げたのは箒だった。

「そこら辺にしてやれ…
暦さん。焦る事は無い。落ち行いて、その選択をすればいい。
まぁ、暦さんには是非とも男としての器量を見せて欲しい所ではあるがな」

「恨むぜ、一夏君」

「おや、俺は選択を与えただけですよ?」

「君はまるでファルファタールだ」

「だれが破滅の悪女か。
アンタを誘惑してねぇし、そも俺は男だ」

「ふむ、違いない。これまでその美貌で幾多の男を惚れさせ、挙げ句絶望させた男だからな」

「ブルータス…」

「おや、私は事実を述べただけだぞ?」

『それに、精神干渉魔法を使うのもやり過ぎだ』

は?

突然、頭の中に箒の声が響いた。

『稲荷を通してチャンネルを開いただけだ』

また器用な事を…

そして箒が椅子に座り、必然的に俺はその膝の上に。

あ、箒が俺の前に尻尾出してくれた。

モフモフ〜!

「育さん
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