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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第七十一話
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「ふーん…あ、このお魚おいしい…(ま、負けた…)」
「まぁ、急ぎじゃないし」
「だったら…ちぇーちゃん、居る?」
と、束さんはなぜか橙を呼んだ。
『いるけど、どうかした?」
虚空から現れながら、橙が答えた。
「ねぇねぇ、ここにさ、マタタビ植えていい?」
「「は?」」
「いやー、猫屋敷って憧れない?」
猫屋敷ねぇ…
どうやら束さんは癒しが欲しいようだ。
まぁ、ずっと頭の硬いアホを相手にしていたのだから仕方がないだろうけど…
「でもマタタビって猫にとって麻薬とか媚薬みたいな物じゃなかったっけ??」
「そうなの?」
おいおい…
「そうだよ。お酒みたいな物だね」
と橙が答えた。
「うーん…じゃぁどうしようか…」
「どうって、まぁ、猫好きだからいいけど…」
「ますたー、いい方法があるよ」
何?
「私が猫を集めればいいんだよ。
30匹くらいなら、直ぐにでも集められるよ」
「「え?」」
「私の眷族。この近くの猫なら全員言うこと聞かせられるよ」
い、いつのまに…?
「影ながら箒の護衛してもらってるよ」
え?何それ知らないんだけど。
「いくらますたーと言えども、箒との物理的距離が有ると難しいでしょ?」
「ま、まぁ、一応箒のエイドスは常に追ってるけど…」
そこ!ストーカーとか言うんじゃない!
「この町の、神社から学校までの区画の数百匹は全部私の眷族」
「え?でもさっきは30匹って言わなかったかい?」
「それはこの近くに居て直ぐに集まれる数だよ」
わぁお…即応で30かよ…
「ちなみに神社周辺は数十匹単位で護衛してるよ」
マジかよ。
メティス・サイトを使い、神社周辺を視ると、確かに小動物のエイドスがかなりの密度でみられる。
「猫と戯れたいなら家に帰った方がいいっぽいけど?」
「うーん…今更どの面下げてって感じだね…」
違い無い…
「で、どうするの?私の眷族集めようか?」
「んーそれはまた今度。今日はいっ君とイチャイチャしようかな〜」
「媚薬持ち出したら反撃しますからね?
魔法で感度倍増させてくすぐりますからね?」
「はっはっはっはー!ナンノコトカナー?」
じゃぁそのポケットの中身は何だよ?
「右のポケットの小瓶」
「ギクゥ!?」
自分で言うなや自分で。
「橙」
「OK、ますたー」
橙が束さんのポケットから媚薬の小瓶を取り出す。
「え!?ちぇーちゃん今のどうやったの!?」
「橙はそこそこ高位の怪異だし、物質透過は余裕らしいよ。
つー訳で橙、それ束さんによろしく」
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