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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第六十一話
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いっ君。いっ君は本当に大人?」
「大人です…もう29ですよ?」
前世で、十七歳で死んだ。
今生で、十二年生きた。
「いっ君は、まだまだ子供だよ。
子供らしく笑えるし、子供らしく泣けるじゃないか」
子供らしくか…
「精神は…体に引っ張られるんですね…」
「そうだよ。だからさ、このモラトリアムを楽しもうよ」
モラトリアム…猶予か…
「一夏」
俺に覆い被さったままの箒が、俺の名前を呼ぶ。
「箒…」
「お前は、私を好く努力をしてくれるか?」
「ああ、努力する必要もなく、お前を好きになるさ。
お前こそ、こんな男でいいのか?」
「お前じゃないとダメなんだ」
「嬉しい事を言ってくれる…」
不意に箒が唇を重ねる。
こんどは蹂躙するようなそれではなく、慈しみ、癒し、包み込むようなキスだった。
「愛してる、一夏」
「俺もだよ、箒」
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