暁 〜小説投稿サイト〜
昔取った記念日
にゃんにゃんきゃっとしょー
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 ぎゃあああああキャットだぁあああああああ。
 例えばの話、君がずぶ濡れの子猫を拾い上げて愛おしそうに抱える少女、それも俺の密かに恋する人、を見かけたら、それでいて俺は猫が3度の飯より嫌いだったら、君はどうするだろうか。ちなみに俺はロボットだ。
 俺に出来ることは風船を膨らませて鳶が鷹に化けるさまをスクールバスから送迎することを、そう、芸術的に送り届けるぐらいしかないんだと俺は思うんだよ。
 猫が例えばこの世のものではないと思った時、それはもう俺の心に誕生してしまった。なんてことだ。俺は死ぬなら鶏肉のもも肉のように死にたいと身内に漏らしているが、目の前の光景はまさにマッチョな猫が芝刈り機を目にして借りてきた猫のようにおとなしくしているところだった。
 分かるか?俺の言いたいことが?
 おはよう、おおおお、おはよういいいいい天気だ、ではないね。あはは、そうだね。
 あああああああキャットじゃねぇかかかあああああ。
 うわどうしよう。この笑顔がさ、俺のじゃなくて、その、なんというか朗らかウイルスのせいだってことだからこの笑顔の俺売上はそんなに大したことないんじゃないかって思うのが当然だろう?
 俺の為にマッチに勝ってマッチを買ってきてくれたマンチカンも男からの痴漢被害に苦しむ存在の一種だった。このことが後に俺のことを苦しめるんだが今の俺は全ての頭を停止したくてほぼすべての頭を停止させていた。立てこもるならしんがりも部屋にいなければならない。
 猫が可哀想。どうしたの?この子を育ててあげたいけど、私のマンション哺乳類禁止なの。ああ、よくあるよね。ただでさえ私達が住むのも気が休まらないのに猫なんて……
 あああああああああやっぱりキャットいやキャットにはならんでしょキャットにはならんよねキャットには
 キャットったぁぁぁあああああ!!うわぁああキャットるじゃんこれやっぱキャットる羽目になるじゃん俺がさぁ。
 このジレンマをすき焼きで例えるなら、ダイヤモンドの入ったネックレスを20万円で売った次の日にすき焼きがすき焼きですき焼きになるぐらいですダイヤモンド。です。
 ああああああ、いいいいいいよ、いやいや俺もさ、偶然さ、なんかさ、こういうかわいそうな猫はキャットりたいなぁって思っててさ、あはは、偶然だよな。あはは
 天気が悪いから俺の顔色は見えない。ちなみに顔色はハンバーガーショップで芋虫のサラダを酢豚にチェンジしたら魔女の服を着たおっさんが降ってきてポテトを注文した後雷のように雷の確率を述べてから国語の教科書を燃やした時のようにボォっと消えて言った時にそれと関係無く上司かなんかにスマホで土下座してる宝石まみれのおっさんの様だ。
 カタツムリならキャットってもいいが、猫をキャットるのかぁ、でもでもでもでも俺は目前にいるものの為に、やんなき
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