暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第五十七話
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「二人共、少し、話を聞いて欲しい」

そして、私は一夏が魔法使いであること、前世の記憶が有る事を話した。

「信じられない…って訳でもないわね…一夏のあの落ち着きようは…」

「一夏君が魔法使いなのは知っていたけれど…まさか前世の記憶があるなんて…」

「一夏からしたら、私は娘のような物なのかもしれない。
だけど、それでも私は一夏、少しでも私を意識してほしいのだ」

一夏の心は、あの人の物。

だけど、私を見向きもしてくれないのは、堪える…

「ねぇ、箒。アンタさっきから"意識してほしい"って言ってるけど、付き合いたいんじゃないの?」

「それは無理だ。既に一夏の心はあの人の物だからな」

「「え!?」」

私は、ゲスな事を言っているだろう…だが…

「それでも、それでも、少しくらい此方を見てほしい…
私はべつに一夏の心が欲しい訳ではない…だけど…」

気付けば、涙が溢れていた。

「だけ、ど…私は…一夏の…側にいたい…」

ふわり、と二人に抱き締められた。

「箒。アンタが泣く事は無いわ。好きな人の側に居たいって望むのは当たり前なんだから」

「そうよ。貴女は悪ないわ」

二人の優しさが、嬉しい…

「あり…がとう…」






「もう、大丈夫です」

二人に抱き締められて、数分、ようやく、落ち着いた。

「ね、ねぇ、箒」

「どうした鈴?」

「えっと…今の流れで聞くのは酷かもしれないけれど…
一夏の恋人…アンタの恋敵って、誰?」

一夏の思い人。一夏の心を持っている人。

それは…

「私の恋敵の名前は…















篠ノ之束……私の姉だ」

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ