17 人の話は、最後までキッチリ聞きましょう。
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鉄ちゃんに嫉妬してェェェッ!」
……御愁傷様です。汗)
そこで、副長が現れた。
そして、私を連れて、鍛冶屋に行った。
私は、あくまで付き合いだったから、店の外に立っていたが、この店からは何か、変なものを感じる。
店主のおじさんが、何か怪しい。
一応、話は聞いておくことにした。
_「相変わらず無茶してるようだなァ。
刀は鍛えりゃまた使えるが、人間はそうはいかんぞォ。」
_「人間も折れなきゃ、また叩き上げられるだろ?」
_「刀がこんな様になっちまう戦い方してたらァ、
そのうちオメェさんも、ポッキリ折れる、と言っておる。」
いや、副長はもはや、話を聞く気がない。
_「いい刀だなァ。
じいさん、オレのが治るまでコレ使わせてくれェ。」
_「ソイツァ、ダメだ。
ソイツァ、ちょっと曰く付きの刀でなァ、」
_「何だよ?
音楽聞けたり、コロコロになったりするッつーのか?」
地味にあの話、聞いてたんだ。笑
_「恐ろしく斬れる刀にァ、ちげぇねェ。
だが、呪われとる。」
_「呪い?冗談よせよ。」
_「並の使い手じゃあ、逆に刀に魂食われちまうじゃろうてェ。オメェさんじゃあ、使いこなせまい。少し、昔話に付き合ってもらえるか?
その妖刀に纏わる悲しき輪廻の物語を。」
んなこと言っても、副長には話を聞く気なんか、ないと思います。苦笑
後ろをついていってから、当たりをうろついていた時、何やら信じられない声が聞こえてきた。
_「すいまっせーん!汗)」
え?
すいまっせーん?
この声は…副長!?
…どうしよう…副長が…!
副長が危ない!!
駆けつけたときには、あり得ない光景が広がっていた。
_「オイ、
真選組隊士が襲われている、と思って
駆けつけてみれば…
こんなところで何をやっているんだァ?
…土方くん?」
ここで私の存在がバレてはならないので、
気配を消して、物陰にかくれる。
しばらくして伊東がその場を立ち去ったのを確認してから、副長の元に駆け寄る。
_「副長!大丈夫でしたか?
お怪我が酷いようですね。
早く、屯所に戻りましょう。」
それから、屯所に帰って次の日を迎えた。
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