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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
13.始まり?は白日の下に
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らい。はっきり言って弱い。だが、誰かとそしてどこかとランク戦するたびにヒスってたらたまったものではない。そこでは俺は性的興奮以外のトリガーを見つけた。βエンドルフィンが分泌されるときやヒスった時の血流のイメージを想起し、現象させる。そうすれば、効果は下がるし、時間も短いが。あんなキャラ崩壊を起こさずにヒステリアモードに持ってけるのだ。たまに、まじでヒスっちゃうけど。
「情報なら俺が集めた。鳩原と向こうに行った奴は三人。そして、この資料がその情報だ」
まあ、お前の言うとおり少ないがな、と付け加えるけどニノさん。この一日で、どうやって調べたの?名前、
年齢、生年月日、住所、電話番号、趣味、家族構成、それにネイバーの被害の有無すらも調べ上げてるぞ。しかも、おそらく全く知らない赤の他人の、だ。
「‥‥‥‥‥これどうやって調べたんすか?一朝一夕で調べられる内容じゃないですよ?」
「何簡単なことだ。ボーダーの聞き込みという名実で回ったんだ。そして、お前のよく知っているあいつにも力を借りることになったがな」
陽乃さんか。確か同じ大学で顔見知りだったはずだ。なるほどあの人の顔の広さとニノさんの知略があればやってのける、のか?
色々疑問が残りながらもニノさんに渡された資料に目を通していく。
ふむふむ、ん?
「この人なんか、目立ちますね」
俺はその人の資料をニノさんに再び渡す。
「‥‥‥雨取麟児、か」
「見ての通りこの人だけ家族や友人がネイバーに襲われてないんですよ」
「ということは、黒幕候補はこいつか」
いや。
「案外黒幕というのは違うかもしれませんよ?」
「どういうことだ」
含まず言え、と睨みで訴えかけてくる。
「この資料にない不確定要素。ズバリ、妹『雨取千佳』の情報です」
「妹のために、ということか」
そういうことだ。千葉の兄弟の上は下の弟妹のためならばなりふり構わいのだ。
「……もう少し掘り下げて調査をしてみるか」
その方がいいだろう。見えてくるものがあるはずだ。
「今日は手間を取らせたな。ここは俺が持つ。好きなものを頼め。俺は先に帰る。長居はするなよ」
そういうとニノさんはバーを後にした。さてと、もう一つの用事も済ませるとしよう。
「……そろそろ、お前の問題を済ませようか。川崎沙希」
斜め前でグラスを磨いていた青みがかかったポニテのバーテンダーの川崎へ話しかけた。
「……比企谷、だっけ?何?バイト辞めさせに来たの?」
「それがお前の弟の望みでもあるんでね」
「それは迷惑をかけたね。大志には私がよく言っとくから私に関わんないで」
睨みを利かせてくるがニノさんの後だからだろうか、」そこまで怖くない。
「まあまあ、話を急ぐな。俺はここでのバイト以外の代案を持ってきただけだ」
「……どう
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