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Knight's & Magic & Carrier 4
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手柄だとばかりに扱い、宣戦すら行わない野蛮なジャロウデクに仕える芋共に告げる!!ジャロウデクは歴史書に記されるだけの国へと叩き潰すと、私は宣言する!!疾く滅びよ!!」

荷車が切りはずされると同時に飛び出し、両肩の魔導兵装を起動させる。そして、叫ぶ必要はないが、叫ぶのがマナーだろうと魔導兵装の名を叫ぶ。

「ファルブレイズ!!」

両肩から放たれた炎の渦が重装甲である黒騎士を飲み込み、操騎士を焼き殺す。トールは殺さないように戦えばいいと言ったが、それは駄目。そんな生温いことが許されるほどクシェペルカに余裕はない。

「エリアルスパーク!!」

理論は説明されたけど全く理解できなかった魔力によって刀身を生成し、通常の剣よりも切れ味が鋭いエリアルスパークで黒騎士を盾ごと真っ二つにする。さらに二度、ファルブレイズを黒騎士達が固まっている場所に撃ち込む。そうしてようやく立ち直ったジャロウデク軍がファルセイバーと対峙しようとした所で次々と頭部を吹き飛ばされていく。

『突っ込むのが早すぎます。グルンガストのハイパーブラスターが死に札になってしまったではないですか』

弾丸が飛んできた方向の上空50mほどの所に滞空するトールから苦情の通信が入る。その後ろからマギスラスタジェットで空を駆け抜けたエルのイカルガが次々と飛空船の艦首に据え付けられている幻晶騎士と艦橋を次々と撃ち抜いて行動不能に陥らせている。

『待たんか、お前ら!!オレを置いていくな!!』

左腕のブーストナックルで黒騎士を粉砕し、右手のシシオウブレードでレスヴァントの腕を切り落としながらグルンガストが走ってくる。

「ジャロウデクに膝に屈したのは許しましょう。ジャロウデクで立場を得るために元同胞に剣を向けたのも許しましょう。ですが、これより先、クシェペルカに剣を向けるのであれば容赦はしません!!選びなさい!!敵と味方を!!」

黒騎士達の中に混ざっていたレスヴァント達は迷いながらも剣を私たちに向ける。

「それが答えというわけですね。あの世でお父様に詫びてきなさい。すぐに賑やかにしてあげますから」

そう言って、エリアルスパークで切り捨てようとした瞬間、急降下してきたツールボックスとイカルガが次々とレスヴァントを斬り捨てていく。

『エル、大暴れしろ!!若旦那!!』

『エリー、一旦下がれ!!呑まれているぞ!!』

呑まれている?一体何のこと?前に出ようとするとグルンガストが前に出て私を進ませないようにする。

「なぜ邪魔をするのです」

『だから、呑まれてるって』

『荷車の護衛に下がって。魔力残量をちゃんと見て』

言われて計器に目を向けると魔力が殆ど残っていなかった。戦闘が始まってから吸気を全く行なった覚えがない。慌てて吸
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