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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第四十二話
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認識阻害をかけているから当たり前ではあるが…

やがて部屋についた。

中で誰かが言い争っていた。

女の子と成人男性の声だ。

まぁ、入ってみるか…

ドアを開けようと手をかけ…

「じゃぁお父様は簪ちゃんを見捨てるの!?」

「仕方あるまい!私は楯無なんだ!」

「お父様なんてだいっ嫌い!」

ガチャリとドアが開けられた。

目の前には蒼い髪に紅い瞳の少女が居た。

「貴方…だれ?」

と警戒の色を滲ませて俺を見る。

けど、そんなことは今はいい。

少女を押し退け、部屋に入る。

問題は…

「おい、そこのオッサン、あんた更識楯無か?」

「誰だ?」

「質問に答えろ」

「ああ、私が十六代目更識楯無だ」

「そうか…」

先の会話…

「何があった?」

「貴様に関係あるまい」

チッ…

「更識簪が誘拐されたか?」

楯無の顔が歪む。

当たりか…

「当たりのようだな…何を要求された?」

「…………」

答えないか…

「暮桜のスペックデータ!それと日本のIS研究の全情報!」

少女が答えた。

「刀奈!」

男が少女を叱る…が。

「機密事項!?知ったことじゃないわ!
簪ちゃんを見捨てるなんて!こんな家だいっ嫌いよ!」

そうか…そうかそうか…

「仕方ないだろう!国益の為だ!」

あぁ…もう…ダメだ…

「おい、オッサン」

「なんだ坊主」

もう…限界だ!

「歯ぁ食いしばれ!」

気付けば、目の前の男を殴っていた。


斯くして冒頭へ。

「国益だぁ!?知った事か!テメェの娘だろうが!
なぜそうも簡単に見捨てられんだよ!」

あぁ…クソッ…!

スマホを取りだし…

「ヴィッサリオン、人を寄越せ。
更識家の令嬢が誘拐された」

「『なんだと?更識家は動かないのか?』」

「ああ、そうだ。いいから人員寄越せ」

「『……………了解、スタジアム西口に向かわせる』」

「わかった」

プツッ

盾無に背を向け、部屋を出る。

「待って!」

少女に呼び止められた。

「なんだ?」

「簪ちゃんを助けてくれるの!?」

「ああ」

「私も連れてって!」

ふぅむ…

「却下だ。足手まといはいらん」

「私は更識刀奈!足手まといにはならないわ!」

ふぅん…やっぱりか…素人よりはマシ…

何かの役に立つか?

「勝手にしろ」

通路を歩いて行く…

前から人が走ってきた。

ソイツは更識刀奈の前で一礼した。

「お嬢様!」

「今度は何よ!?」

「日本代
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