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とある3年4組の卑怯者
109 目標(せかいいち)
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紙に名前を書いてもらいます!」
 丸尾は皆に一人ずつ前に出てもらい、紙に名前を書かせた。念のためという事で、貰い主の藤木も名前を書いた。
(何で僕まで・・・)
 藤木は少し考えた。その時、リリィが声を掛けた。
「藤木君、きっと犯人が見つかるわよ」
「う、うん、そうだね・・・」
 藤木は早く見つかって欲しいと願った。

 休み時間になり、丸尾は各クラスの学級委員を4組に呼び集め、皆の名前を書かせた紙と藤木に届いた不幸の手紙を見比べて字を照合した。まず1組にはいなかった。2組も3組もいなかった。そして4組には・・・。
「な、まさか!?」
 丸尾は驚いた。
「でも、念のため、ウチのクラスのも見てよ」
 橿田が5組のものも見せた。しかし、5組にも似た字はあったが、不幸の手紙の字と完全に一致はしていなかった。
「あ、後で皆に言っておきます!」
 丸尾は少し息を荒くして言った。こうして解散となった。 
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