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ジオン公国転生記
第38話 宇宙戦艦ヤマト2199編
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ヤマトではガミラス特殊部隊が潜入森雪を連れ去られていた。



 ユーリ専用発着場改め総帥直轄機体テスト場では再び混乱が起きていた。
 まず総帥直轄機体テスト場に一般兵のアルカディア号が堂々と降りて来た。
 総帥直轄の場に一般機体が降りるなど不敬罪ものである。
 しかしそれより全員を凍り付かせたものが降りて来た。
 『ブラッディ』タイプが2機から3機に増えているのである。
 血の色からユーリ様・金色からギレン総帥そして純白からハマーン様が降り立った。


 ユーリ「ただいまって? どうしたのみんな」
 整備士長「ユ、ユ、ユーリ様。説明をしてください。もう何が何やら」
 ユーリ「ああハマーン姉も同型機を手に入れたんだ。名前は『キュベレイ』間違うと怖いよ」
 整備士長「へっ『キュベレイ』ってMSの名前じゃ?」
 ユーリ「うん。『ブラッディ』の同型機と一体化したの」
 整備士長「もう分かりませんが、分かりました。それでアルカディア号は?」
 ユーリ「アルカディア号は『ブラッディ』タイプの量産型と一体化したの」
 整備士長「これも分かりたくないですが?・・・・量産型! 量産型ってなんです!」
 ユーリ「ギレン兄が作らせてるの。今のとこ50機程だけどね。じゃそう言う事で頼んだよ」
 整備士長「おい。お前等ちゃんとやっておけ。俺は胃薬飲んでくる・・・量産型・・はは・・・マジ辞めたいこの仕事」





 一方ヤマトはガミラスでの森雪と奇跡の再会・イスカンダル星へ到着・コスモリバースシステム入手・そしてデスラー総統との死闘に勝利、地球への帰還の途についた。

 だがジオン公国機動船団は動かなかった。
 俺がガミラス本星に『神の転生者』がいると言い出したから。
 兄達は何故そう言い切れると聞いて来たが、俺は『イレギュラー』としか言わなかった。
 兄達はヤマトが帰りで襲われるのではと心配したがそれなら『ブラッディ』で残ると意見を変えなかった。
 そして1週間がたった時、ガミラス本星から通信が入ってきた。 




 ???「しつこいね君達も、ヤマトと帰ると思ったのに」
 
 ギレン「貴様は何者だ」

 ???「ユーリならわかるよね」

 ユーリ「『神の転生者』でイレギュラーの笹本いまはミラスか」

 ミラス「さすが同じ『イレギュラー』全部分かるんだね」

 ユーリ「俺もこんな臆病な『イレギュラー』は初めてだ」

 ミラス「俺が臆病だと。俺は専用戦艦の完成を待っていただけだ」

 ユーリ「臆病でないなら出来いよ。デスラー艦のパクリをさっさと出せ」

 ミラス「・・・・・待っていろ、今すぐ殺しに行ってやる」

 

 そう言うと通信が切れた。


 ギレン「よ
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