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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【IS外伝】
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とカラオケ行ったけど採点機能使ったら俺が最下位だったし」
「と、得点は気にしない方がいいよ。 ヒルトくん上手だから下手なんて言っちゃ駄目」
「う、うーん……」
困ったように頭を掻くヒルトを見て静寐はクスッと笑う。
「ふふっ、ならみんなの前で歌ってみたらわかるよ。 キミはちゃんと評価されるはずだから、ね?」
「そ、そうか。 まあ歌う機会があればな」
「ウフフ」
公園を抜け、気付くと寮までもう少しの所まで来ていた二人。
「あ……も、もう着いたんだ。 ……もう少し居たいけど、着替えなきゃ駄目だし……」
声が沈む静寐、ヒルトは目を細めると――。
「はは、また良かったら帰ろうぜ。 毎日は無理でも、たまになら俺も一人の時があるから」
「う、うん。 ……じ、じゃあ約束、したからね?」
寮の玄関の階段をかけ上がる静寐、くるりと振り返ると僅かに舞う制服のスカート。
「じ、じゃあまた……ね?」
「あぁ、またな」
ヒラヒラと手を振るヒルトは静寐を見送るとそのまま自室へと帰っていった。
ある日の夕方、下校時間の一時だった。
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