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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第三十七話
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[シールドエネルギー・エンプティー。勝者織斑千冬]
機械音声のアナウンスが流れる。
[予選ブロック第一試合!勝者は織斑選手だぁぁぁ!]
ワァー!っとオリンピックスタジアムに歓声が上がる。
かつて、スポーツの英雄達が凌ぎを削った舞台。
その中心に居るのは…
俺の姉だ。
7月31日
俺達は明日からのモンド・グロッソを観戦するため、東京に来ていた。
「っはー…ここが東京か…」
天高くそびえる摩天楼、遠くに見える二本の塔、その足元を行き交う人々…
「人が多いな…」
「そりゃそーだ、日本のGDPの内大半を占めるし東京だけで小国のそれを上回る…東京を一国と見なせばそのGDPはトップ20に食い込む。
無論、それに見合うだけの人が暮らすのさ…」
「詳しいね、一夏くん」
と柳韻さん。
今回は篠ノ之家と俺で来ている。
姉さんは選手団の所に居る。
イデアから束さんも東京に居るとわかっている。
あとなるべく会いたくないけど会わないといけなさそうな人も…
もしも今東京でテロが起こったら…
テロリストの身を心配しないといけないようなメンツが揃っている。
俺、姉さん、束さんを除いても今現在この都市には数十のISが運び込まれている。
どれだけのスペックが有るかはわからないが…
少なくとも大国の軍を壊滅させるだけの戦力は在るだろう…
現在、各国のISの研究はそれほど(俺と束さんから見て)進んでいない。
ISの基本機能…PICやシールド、量子展開などは実際に使われている。
しかしその奥…段階的に行ったロックは一切解かれていない。
『基本機能』…『アーキタイプ』…例えそれだけでも軍隊を単騎で相手取れる…
ISとは、そういう物なのだ。
「じゃぁ、ホテルに荷物を置いて観光といこうか…」
「柳韻さん、計画はあるんですか?」
「特に無いよ、一夏君はどこに行きたいんだい?」
「そうですね、これと言って特には…」
「父さん。一夏と二人で回ってきていいですか?」
「うん?うーん…」
「いいですよ。一夏君、携帯貸しておきますから何か有ったら電話してね」
と言って奥さんに携帯を渡された。
「お、おいお前…」
「大丈夫ですよ、一夏君はしっかりしてますし、二人はもう六年生ですよ?
ねぇ、雪子さん」
「そうですよ、リュウ。いつまでも二人を子供扱いしてはいけません」
「むぅ…」
嫁と姉に言われてむくれる柳韻さん…
「わかった…二人共、何か有ったら電話しなさい。絶対だ。
いいね?」
「「はい」」
そしてお小遣いを貰って柳韻
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