第36話 宇宙戦艦ヤマト2199編
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らく放心状態だったが、突然気が狂ったかの様に笑い出した。
これで自分が銀河方面作戦司令だと笑っていたのであった。
短い夢とも知らずに。
バラン星でのジオン軍総力戦は、ガミラス大艦隊消滅で終わった。
たった2機の凶鳥が現れたその為に。
その2人は途中で満足したのか後を任せて、ジオン公国機動船団に先に帰って行った。
2機でガミラス大艦隊の7割を殲滅して、残りは全軍で早い者勝ちになった。
施設はヤマトが亜空間ゲートを使用するので、当然破壊する訳にいかず放置されキシリアは全軍に撤収を命じた。
その頃ユーリ専用発着場では戦闘未参加の整備員達に混乱が起きていた。
整備員「せ、整備士長来てください。大変なんですよ」
整備士長「ユーリ様が帰って来なさったんだろう。大方『ブラッディ』乗って帰られたんだろ。エンジン音聞いてりゃ分かる。ご無事なんだろうな」
整備員「ピンピンしてます。じゃなくて『ブラッディ』の整備をされているんです」
整備士長「ご無事かだったら良かった。整備? ああ知ってるよ。理由もユーリ様から聞いている」
整備員「ユーリ様じゃなくって。ああもういいから来てくださいって」
整備士長は整備工場に連れて行かれ、そこで驚愕を表情を浮かべた。
整備員「ね、大変でしょう」
整備士長「おい、俺の目がおかしくなっていなけりゃ『ブラッディ』が2機見えるんだがな」
整備員「いえ。変じゃないですよ。ちゃんと2機ありますから」
整備士長は俺に駆け寄り訴えて来た。
整備士長「ユーリ様。前におっしゃていましたよね。2号機は作らないと、あるじゃないですか。それもド派手に金色に染めて」
ユーリ「うん。俺作ってないよ」
整備士長「ユーリ様。横にあるじゃないですか。嘘を吐いても俺の目でちゃんと見えてますからド派手な金色が」
整備員「整備士長! 不敬罪、不敬罪」
整備士長「不敬は分かってるから黙ってろ。ユーリ様なんです今度は目立ちたいからド派手な金色を作られたんですか」
整備員「整備士長。やばいから」
ユーリ「だからね。俺は作ってないよ」
整備士長「なんで誤魔化すんです。あるじゃないですかド派手な金色が」
ユーリ「だ・か・ら・ね・『俺は』作って無いからね」
整備士長「そこまで言います。この派手過ぎな金色はなんですか証拠でしょ」
ギレン「すまんな。派手過ぎて」
整備士長「ギレン総帥。総帥が謝る必要ありません。嘘を言うユーリ様が悪いんです」
ユーリ「俺じゃないよ作ったの」
ギレン「やはり私が謝ろうすまん」
整備士長「総帥かばいたいのは分かりますがこう言うのはですねちゃんと」
ギレン兄がペンダントに手をかけ呼んだ。
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