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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第三十二話
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「………………殺った……のか?」

「いや、殺ってない。確かに俺が勝った。
だが相手が最後の一発でチキッてくれてな」

コレは嘘だ。

ヴィッサリオンは敗けを認め引き金を引いた。

「そう…か…」

「で…相手は何者だったの?」

その月日の問に俺はこう答えた。

「観光に来てたイタリアンマフィアだよ」

ヴィッサリオンとの会話は全て英語で行っていた為、火燐さんは真実を知らないのだ。

「さぁ話は終いだ。戻るぞ」

弾と月日は素直に戻って行った。

「どうした鈴?」

「さっきの話、嘘よね?」

「いやいや、本当だとも」

「ふぅん…あの先頭に居た男…軍人だったわ」

え?

「私のお父さんが退役軍人なの。
時々お父さんの戦友が家に来てたんだけど…人を殺した事のある軍人の雰囲気って案外解る物なのよ?」

おっと…こいつぁぬかったぜ…

「さぁ?どうだろうな?」

「ねぇ…一夏」

「なんだよ?」

「一夏が箒を守る理由は何?」

「何の事だ?」

「アイツ等…狙いは箒でしょ?
理由は…タバネ博士の妹だから」

はぁ…

「ああ、そうだよ。奴等はロシアの諜報部員さ…まぁ、今は俺と束さんの側に付いてるよ」

「そう…方法は聞かないでおくわ」

「賢明だ…
それと、俺が箒を守る理由は、それが俺の使命だからだ」

「使命…ね…わかったわ」

その後、鈴と共に戻ってそれぞれ帰路に着いた。






「痒い所無いか?」

「無いぞ」

「じゃぁ流すから目ぇ瞑れ」

「ん」

今は箒と風呂に入っている。

五年生にもなってコレは不味くないかとも思うけど、柳韻さん達は何も言わないし姉さんは何か言う所か時々乱入してくる。

ザバーっと箒の頭についた泡を流してやり、湯船に入る。

「ねぇ…一夏」

「なんだ?」

「危ない事しちゃ、だめだよ?」

「大丈夫だ、心配するな」

俺は死なないさ…

「今日言ってたのって、本物の鉄砲でロシアンルーレットしたって事だよね」

あれ…わかってたのか…

「まぁ、な」

グイッっと引っ張られ、箒に抱きしめられる。

「一夏…一夏に、何か不思議な力が有るのは知ってる。
だけど、それで何とかなるとしても、無茶、してほしくないよ」

「バレてたのか?」

「うん、時々、一夏が光ったり、手から光るリング出してたから…」

サイオンとか魔法式の事か…

あぁ、そうか…つまり箒には…

「見えてたんだな」

「うん、一夏が時々、私を守ってくれてる事もみんな知ってるよ」

そう…だったのか…

これは、もう、色々バレてる
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