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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第三十一話
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が吐き出された。
しかしヴィッサリオンが死ぬ事はなかった。
何故なら…
カラン!
「<死なせねぇよ、テメェ等には利用価値があるからな>」
俺が銃を蹴飛ばしたからだ。
「<ぐっ…利用価値…だと?>」
蹴られた手首を抑えながらヴィッサリオンが問い掛ける。
俺は両手を広げ、芝居染みた口調で言った。
「<そうだ、アンタ等はプロフェッサー・タバネの妹の誘拐を画策。
しかーし!それに気付いたプロフェッサー・タバネはISを一機派遣!
誘拐犯は善戦虚しく全員死亡!
どうだ?仕事と金と隠れ家は用意するぜ>」
「<我々が何者か、知っていて言うのか?>」
「<お前さん、国と妻子、どっちが大事だ?>」
「<貴様!>」
「<さぁ、選べ。国に付くか俺達に付くか。
アンタの部隊の忠誠心は国じゃなくアンタに向かっている。
部下にいい暮らしさせたいだろ?>」
たぶん、この部下は非正規諜報員だ。
彼に拾われた孤児とかなのだろう。
「<いいだろう…お前達に付く。しかし妻と娘には…>」
「<わかってるって、全力で護るさ>」
「<一つ聞こう。お前は何者だ…?>」
「<さぁな、でもまぁ、今日の所は帰りな。
隠れ家の場所は追って連絡する>」
「<いいだろう>」
ヴィッサリオンは部下を引き連れて廃工場から出ていった。
さてと…
「火燐さん起こさないとな…」
その後火燐さんを起こして家まで送った。
阿良々木家に行くと箒達が待っていた。
「ようお前ら、無事だったか?」
「一夏ぁ!」
「おっと…」
急に箒に抱き付かれた。
「おー?どうした?」
「お前なぁ…箒ちゃんの気持ちも考えろよ」
と弾に言われてしまった。
「大丈夫だって、少しあのお兄さん達と遊んでただけさ」
ちょっと過激なルーレットでね。
「そうかよ」
「さ、帰ろうぜ箒」
「うん!」
箒を護る為の手駒は、少しでも多い方がいい。
彼には、働いてもらおう。
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